NASCAR

服部 茂章 NASCARデビューレースは悔しい結果に終わる

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<服部茂章プレスリリース>
■2004年11月18日<フロリダ州>ホームステッド・マイアミスピードウェイ
NASCAR CRAFTSMAN TRUCK SERIES最終戦はフロリダ半島最南端の街ホームステッドで開催された。事前テストでは天候不順により充分な走行ができなかった服部だか、最後に走行したケンタッキーでは素晴らしいタイムを記録し、充分な手ごたえを感じていた。来期のフル参戦に向けたテストとして最終戦への出場となったが、準備時間の関係からアイシンカラーにペイントされたカー?01のレースカーはテストで使用した車と別の車を使用することになったが、それが悪い結果を招いてしまうことは誰も予想していなかった。
8:30、練習走行が始まるが、服部のスピードが上がらない。テストでは良かったハンドリングだが、レースカーはアンダーステアがひどく車が全く曲がらないのだ。ピットインを繰り返しセットアップの変更を試みるが、短い走行時間ではトラブルを解消できず時間切れとなる。
15:30、45台が参加し予選が始まる。午後になって気温が上がり、全車が午前中の練習走行よりかなりタイムを落しているなか、服部は35番目に走行し、午前中の練習走行よりタイムを縮めたものの、僅かの差で予選を通過することができなった。
トヨタで2連勝を記録しているカー?30テッド・ボダインが、服部より悪いタイムで予選落ちするなど、非常にコンペティティブなシリーズであるが、服部にとっては充分に力を発揮できずに終わった残念な結果となった。
服部茂章は来年のレースに向けて既に準備を始めています。今後とも引き続きの応援をよろしくお願いいたします。
■服部茂章のコメント
事前テストの結果が良かっただけに、今回の結果は非常に悔しいです。朝の練習走行で初めてレースカーを走らせたとき、車のフィーリングが全く違うことに驚きました。チームが原因を追求した結果、テストとは違う車だったことが一番の原因のようです。
フォーミュラカーとは違い、1台ずつパイプを組み立ててフレームを作る車はかなり個体差があるようで、それを実際に走らせて確認する時間が無かったことが残念です。ただ、来シーズンに向け何が必要でどこを変えれば良いかが解り、充分にトップを狙える手ごたえを掴むことができたことが、今回参戦した大きな収穫でした。しかし、レースは結果が全てですので、今回の結果を真摯に受止め来年に向けて更なる努力を重ねるつもりです。
また、このレースに向け、TRD-USAのスタッフが多くの時間を費やして頑張ってくれました。彼らのような素晴らしいスタッフと一緒に仕事ができ、心が通じ合えたことも来年に向けた大きな収穫だったと思います。
今回の参戦を応援してくださった、アイシン精機、アイシンAW、アドヴィックス、あいおい損保、関東地区トヨペットディーラー、エプソンをはじめ、スポンサーしていただいた皆様に心から感謝しております。今回はこのような残念な結果に終わりましたが、シーズンオフにきちんとテストができれば、来年は必ず結果を出す自信がありますので引き続き応援をよろしくお願いいたします。