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第15戦ポコノの予選でカストロネベスが今季4度目のポール、佐藤琢磨は予選9位

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今シーズン最後のオーバルとなる第15戦ポコノの予選を制したのは、エリオ・カストロネベスでした。昨年ファン・パブロ・モントーヤが記録したコースレコード、223.871mphから3マイルほど低い220.530mphが今回のポール・スピードとなっています。カストロネベスにとって今季4度目、通算では45回目のポール・ポジションに輝きました。
 
セッションの終盤に、プラクティスでトップだったチャーリー・キンボールがターン3でコントロールを失い、壁に激突。フェンスを修復しなければならないほどのアクシデントでしたが、幸い本人は無事でした。これでセッションは48分間にわたって中断を余儀なくされてしまいます。
 
最後から4番目の出走だったカストロネベスは、先にアタックしてワンツーを占めていたチームメート、サイモン・パジノウとウィル・パワーの走行データを取り入れ、万全の体制で予選へ。中断の間に低くなった気温も有利に働き、ふたりのスピードを上回ってトップに躍進しました。
 
ペンスキーのトップ3独占となった中、タイトルを争う肝心のモントーヤは19位に沈んでしまいましたが、インディ500で後ろから追突され、30番手から追い上げて優勝したポイントリーダーは、今回も500マイルの中で確実に追い上げてくるでしょう。昨年に続く2連勝を決めてタイトル争いを有利にすることができるか、注目です。
 
一方、9ポイント差で逆転を狙うグラハム・レイホールは、ホンダ勢の最上位となる予選5位を獲得し、フォンタナに続くスピードウェイ連覇を目指します。2013年のウィナーで、レイホールと25ポイント差のランキング3位、スコット・ディクソンは予選11位からレースに臨むことになりました。
 
予選前のプラクティスで220.213mphを記録し、5位だった佐藤琢磨は予選で8番目にアタック。ホンダ勢の中で唯一リア・バンパー上のウィングレットを両方とも外し、リアのダウンフォースを減らして2周平均219.578mphをマークしました。これで4番手に入ったものの、セッション再開後は気温が低くなった中で続々とスピードが更新され、最終的に予選9位となりました。
 
予選後の最終プラクティスでは、ポールのカストロネベスが220.227mphでトップ。パジノウが2番手となり、レースに向けたセッティングでも相変わらずペンスキーが好調です。その中で佐藤琢磨がホンダ勢最上位の219.564mphを記録して5位。しかし「大きな集団のトゥを使って出た数値で、あまり参考にはならないです」と琢磨は語っています。
 
「トラフィックの中ではタイヤがフレッシュのうちはローダウンフォースで良かったんですけど、6〜7周しかもたなかったです。すぐにタイヤのスライドが始まって、発熱してタイヤのグリップが落ちてしまい、残り10周、15周は抜けないという悪循環になっています。今晩、もう一度データをしっかり見直して、明日のレースに臨みます」(琢磨)
 
500マイルにわたって繰り広げられる今シーズン最後のオーバルを制するのは、いったい誰でしょう。
 
●予選リザルト

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●プラクティス総合リザルト

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●最後プラクティス・リザルト

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●第1プラクティス・リザルト

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●ハイライト映像