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スコット・ディクソンがボルティモアで今季2度目、通算20回目のポール・ポジションを獲得しました。ディクソンは約3.3キロの市街地コースで、今週末の最速となる1分17秒9275を第1ラウンドでマークし、最終ラウンドでは1分18秒0838を記録。2位パワーを0.0333秒上回ってのポールです。
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P1のステッカーを嬉しそうに貼るディクソン。これほど喜ぶ姿はめずらしく、「先週からうまく回復できたよ」とコメント。トップを走っていた先週のソノマで、前のパワーのピットのクルーと接触してペナルティを受け、15位フィニッシュに終わっていました。ディクソンは今回の予選を振り返り、「第2ラウンドでセンサーに問題が発生したのを、最終ラウンドまでにホンダが直してくれて感謝しているよ。このボルティモアは厳しいレースになるから、ポールからのスタートはいいね」
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予選2位はここで3年連続ポールを狙っていたウィル・パワーで、ほんのわずかディクソンに届きませんでした。「厳しい予選だったね。最後のラップの前がかなり良かったんだけど、ポールはだめだった。レースではシケインに向けていろんなアクションがあるだろうし、いいバトルになると思う」とパワー。トップ6の中で唯一のシボレーエンジンとなりました。
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午前中のプラクティスでトップだったサイモン・パジノウが予選3位。今シーズンベストの予選グリッドを獲得しました。昨年は3位でフィニッシュしたパジノウ、同様の市街地コース、デトロイトに続く2勝目となるでしょうか。
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シーズン終盤に入り、ファスト6にも新しい顔ぶれが揃ってきました。ボーティエやニューガーデンといった20代前半のドライバーが入るようになり、この後のヒューストンでの活躍も期待できそうですね。ここでボーティエはインディライツで優勝したことがありますが、ニューガーデンは昨年ソノマで負傷したので今回が初めてとなります。決勝でも注目しましょう。
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朝のプラクティスではブレーキ交換による操作性の急変に対処するため、21番手に終わった佐藤琢磨。予選はトロント第1以来となる第2ラウンドへの進出でしたが、ベストラップ時に赤旗となり、1分19秒2216で予選10位となりました。今季6度目の予選トップ10です。
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「残念ながら自分のベストラップに入るところで赤旗となり、上に上がれませんでした」と琢磨は予選を振り返ります。「ほとんどのドライバーにとって条件は一緒でしたが、今日のタイヤではパワーもディクソンも3周目、4周目でタイムを出してきていますし、僕ももう1周走りたかったですね」
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今年で3年目を迎えるボルティモアは、最新の市街地コースのレギュレーションで作られているので、とても興味深いです。そのうちの一つがこの開閉式のウォールで、セッションとセッションの間にオープンとなり、ブリッジを超える必要がないのでだいぶ助かります。クルマ椅子や荷物を運ぶためのカートも行き来できるので、お客さんにとってもフレンドリーでいいですよね。
●予選リザルト
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●第3プラクティス・ハイライト映像