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パワーがミド-オハイオの予選を制覇、佐藤琢磨は18位

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最終ラウンドで1分5秒6474をマークし、IRLが始まった07年以降の記録を塗り替えてポールに輝いたW.パワー(シボレー)。D.フランキッティが99年、G.ド・フェランが00年に記録したCART時代の1分5秒347(同タイム)に約コンマ3秒差まで迫りました!
 

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このコースでは2010年以来となる2度目の予選トップで、今季3度目、歴代9位となる通算27回目のポールを獲得したパワーは「ここは体力的にきついね。我々のクルマは中古タイヤでも良く、運転していて楽しい。今日は今年の中で最もハードに攻めたよ」
 

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98年と99年にポールを獲得しているフランキッティが予選2位。14年経ってもフロントローを争うのはすごいです。前回パワーがポールを獲った2010年も2位だったのですが、その年にこのミドオハイオを初めて制覇しました。明日は2勝目なるでしょうか。
 

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S.パジノウが今季ベストとなる予選3位。去年J.ウィルソンの代役としてここで参戦し(13位)、アメリカン・ル・マン時代には優勝した経験もあるので、並みのルーキーではありませんよね。チャンプカー時代(07年)にはクリーブランドで予選2位にもなっていますし。
 

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予選前の第2プラクティスで初日のタイム(1分7秒7677)を更新することができず、1分8秒0341で24位だった佐藤琢磨。予選では1分6秒4404までタイムをアップしましたが、第1ラウンド第2グループで9番手となり、予選18位に終わりました。
 

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「(予選で履いた)レッドタイヤのフィーリングそのものは悪くなく、グリップ・レベルの上がり方も予想どおりというか、それに合わせたクルマのバランスもそれほどはずしてはいませんでしたが、いかんせんスピードが足りなかったですね」と予選を振り返った琢磨。
 

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ダウンフォースを減らすため「ウィングを寝かせていった」そうですが、「届かなかった」とのこと。そろそろ6基目のエンジンに交換する時期が近づいていたので、ペナルティで10グリッド降格となるのであれば、今回がベストのタイミングのようにも思いますが…
 

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「(レース前の)テストが雨で短くなったこともあり、規定のマイルに達していないので、ソノマで6基目のエンジンになります」と琢磨は教えてくれました。「ここで交換できればソノマではペナルティにならないのですが、できませんでした。けっこうきついですね」
 

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明日のレースに関しては「今回燃費が相当厳しそうなので、2ストップで走りきるには、タイミングよくかなりのイエローが入らないと」と琢磨。しかし明日は降雨確率が80%で、朝と午後に雷雨となる予報もあります。ブラジルの再現となる走りを期待したいですね。
 

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今日は朝のうち青空が広がっていましが、予選が始まる頃には雲が多くなってました。気温は29度まで上昇したものの、昨日よりは蒸し暑さを感じることなく、絶好の観戦日和でしたよ。オリンピック真っ盛りですが、ぜひインディも応援よろしくお願いします!
 
●予選リザルト

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●予選最終ラウンド・ハイライト映像

 
●第2プラクティス・リザルト

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●第2プラクティス・ハイライト映像