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第15戦インディ・ジャパン二日目レポート、リザルト

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プラクティスの総合トップだったディクソンが予選も制覇、今季2度目、通算17回目の予選トップです。もてぎでは03、09年に続く3度目で、インディジャパンの最初と最後のポール・ポジションに。明日はミド-オハイオに続く2度目のポールトゥウィンを目指します。
 

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「少し涼しくなったのが良かったみたいだね。うまくいかないところもあったけど、大切なのはポールにいることだ。最後のもてぎでポールになれて、特別な気分だよ」と、オーバルとロードの両方の予選を制したディクソン。09年以来となる、もてぎ2勝目なるか。
 

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チップ・ガナッシ・レーシングにとって、もてぎのポールポジションは98年のバッサー、00年モントーヤ、02年ジュンケイラ、03&09年のディクソンと今回が6度目でペンスキーとタイに。通算では74回目で、ロード&ストリート・コースでは29回目のポールです。
 

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今シーズンただ一人すべての最終ラウンドに進出したパワーは、わずか0.0276秒差で今季8度目のポール獲得ならず。佐藤琢磨にポールを奪われたエドモントン以来となる予選2位からのスタートです。5点差のポイントリーダー、フランキッティは今季ワーストの9位。
 

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予選3位には今季5度目の最終ランド進出を決めたレイホールが入り、その隣の2列目4位はブリスコー。ルーキーのヒンチクリフが2度目の最終ラウンドで5位と大健闘を見せ、もてぎ最多ポール記録(5回)を持つカストロネベスは、明日6位からもてぎ3勝目を狙います。
 

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日本勢は朝の第2プラクティスで最下位だった佐藤琢磨が、第3プラクティスで11位まで調子を上げ、予選も11位。一方、3日間のプラクティスで総合7位だった武藤英紀は、予選に向けてのコンディションの変化に対応しきれず、明日は22位から追い上げます。
 

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●佐藤琢磨のコメント
「昨日の状態はそんなに悪くなかったんですけど、非常に車が滑る状態で、対策を施して朝のプラクティスに挑んだら、まさか最下位になるとは思いませんでした。大きな課題がいくつかあったのですが、予選直前のプラクティスで課題をいくつか克服することができ、3台のデータを照らし合わせて、ポジティブなものをピックアップしました。これまで戦ってきた作業と変わらなかったんですけど、苦しい展開がずっと続いていて、予選前に最後ニュータイヤでアタックした時に、そこそこ手ごたえがつかめたのが良かったです。でも予選11位は悔しいですね。明日は追い上げのレースをします」
 

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●武藤英紀のコメント
「走り出しはすごく調子が良くて、自分も乗れている感じがしたし、昨日からセットアップを変えたのも、ぴったりはまっているような感じでした。予選に向けて、かなり調子いいかなと思ってたんですけど、コンディションがちょっとずつ変わっていく中で、正直うまく合わせきれなかったですね。予選に関しては、非常にドライブしづらい状態でした。昨日から抱えていた問題が、またそのまま再現されてしまったような感じで、朝のフィーリングを求めても、どうにも立て直せなかったです。22位という結果は正直ほんとうに悔しいです。明日は大きくマシンを変えてもいいかなと思っています」
 
スターティング・ラインアップ
予選リザルト(非公式)
最終ラウンド・リザルト
第2ラウンド・リザルト
第1ラウンド第2グループ・リザルト
第1ラウンド第1グループ・リザルト
 
オフィシャル・フォトギャラリー
 
●第3プラクティス
予選前最後の第3プラクティスはルーキーのヒンチクリフがトップ、2位セルビアとニューマン/ハースがワンツー。3位がフランキッティ、4位がブリスコー。日本勢は佐藤琢磨が11位、武藤英紀が20位。
 
3回のプラクティス総合では、第2プラクティスでトップだったディクソンの1分38秒771が最速、2位がヒンチクリフ、3位がセルビア。日本勢は武藤英紀が7位で、佐藤琢磨は13位となります。
 
第3プラクティス・リザルト
プラクティス総合リザルト
 
●第2プラクティス
第2プラクティスはチェッカーとともにディクソンがトップに躍進、唯一の38秒台となる1分38秒771をマークしました。2位は0.3976秒差のフランキッティでガナッシがワンツー、3位パワー、4位ブリスコー、5位 武藤英紀…26位 佐藤琢磨
 
第2プラクティス・リザルト
プラクティス総合リザルト