ポール・ポジションのウィル・パワーがトップの座を最後までキープする完璧な走りで今季初優勝。昨年、ポールを獲りながら4位に終わった雪辱を晴らしました。インディカーで7勝目、チャンプカー時代から数えて通算10勝目を達成です。
90周のレースをトップのまま走りきり、2位に3.3828秒の大差をつけたパワーは「体力的に最も楽なレースのひとつだった」と余裕の様子。「スコット・ディクソンが最後に僕を限界までプッシュさせたけど、このシーズンのためにハード・トレーニングを積んできたからね」
パワーの隣で5度もリスタートしながら、一度もパスできずに2位で終わったスコット・ディクソンは「最後の20周や、リスタートの度にできる限りパワーにプレッシャーを与えたけど、彼は動じなかった。あとは燃費をセーブするぐらいしかできなかったよ」と悔しそう。
予選で最終ランドに進めず、7位からスタートしたダリオ・フランキッティはリスタートで順位を上げ、連続表彰台の3位でした。「サイドバイサイドのリスタートをうまく使えたよ。これで順位を上げたし、一度も落ちなかった」とベテラン。新しいリスタートが気に入った?
予選24位から怒涛の追い上げで6位フィニッシュしたトニー・カナーンは、「琢磨に感謝しているよ。彼のセットアップが大いに助けてくれたし、面倒見が良くて尊敬できる誰かがいるというのは素晴らしい。彼と彼のエンジニアのおかげで、強くなれたんだ」と大感謝でした。
開幕戦と同じ予選11位からスタートした佐藤琢磨は26周目にカストロネベスと接触して14番手に後退。しかし2ストップ作戦で2度目のコーションにピットインせず、一時7番手に浮上したものの45周目にウィルソンと接触し、最後は燃料切れもあって16位でゴールしました。
※佐藤琢磨の現地インタビューを収録したYouTubeレポートは、明日アップする予定です。どうぞお楽しみに!
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佐藤琢磨が3位! 終盤にカナーンがスピンを喫し、ディクソンがぎりぎりで回避!