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第14戦シカゴランド予選レポート&リザルト、ハイライト映像!

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インディ500以外で今季最多となる29台が参戦した第4戦シカゴランド。予選でその頂点に達したのは昨年の覇者、ライアン・ブリスコーでした。ただ一人216マイル台に入れる216.346mphの平均速度を記録し、2位に0.783マイルもの大差をつけてのポール・ポジションです。
 
ブリスコーの外側、予選2位を獲得したのはダリオ・フランキッティでした。4番目の出走と早い段階で215.593mphを記録し、18番目にブリスコーがアタックするまではトップにいたフランキッティ。同じガナッシのディクソンが15位に沈んだのが、少し気になるところです。
 
予選3番手にはランキング・トップのウィル・パワーが入り、215.521mphのスピードでフランキッティとの差はそれほどありません。ランキング2位フランキッティとしてはポールを獲得してポイントを追加したいところでしたが、パワーの僚友であるブリスコーが阻止する形に。
 
日本勢は武藤英紀が215.055mphを記録し、4列目の8番グリッドを手にいれました。プラクティスでレース・セットに専念していた武藤は、チームメイトであるレイホールの予選セットで臨んだようです。明日は大胆なセットで決勝に挑むということで、期待しましょう!
 
一方の佐藤琢磨は久しぶりのオーバルで、最初はスピードやGに戸惑ったようですが、予選では214.945mphを記録して10位。みごとトップ10入りを果たしました。予選後に行われた最終プラクティスでは12番手と、決勝でもトップ10入りを期待できるバランスのようです。
 
●記録で見る今回の予選
 
・ライアン・ブリスコーはテキサスとカンザスに次ぐ今季3度目、インディカー・シリーズ通算11回目、シカゴランドでは3年連続のポール・ポジションです。明日はテキサス以来となる今季2勝目、キャリア7勝目を目指します。
 
・チーム・ペンスキーにとって今季12回目、シカゴランドでは通算5回目のポール・ポジション(カストロネベスが04年、ホーニッシュJrが06年、ブリスコーが08年と09年)。オープン・ホイール・レースでは通算195回目、総合では393度目のポールとなります。
 
・予選2位のダリオ・フランキッティは10戦連続のトップ5スタート。予選3位のウィル・パワーは今シーズン12回目のトップ5スタートですが、連続フロント・ロー・スタートの記録が6戦でストップしてしまいました(シリーズの最高記録は7戦連続)。
 
・スコット・ディクソンは予選15位となったことで、連続トップ10スタートの記録が45戦でストップすることに。33台が決勝に進出するインディ500を除いて、今シーズンの最多となる29台が参戦した今回、全車が1.0134秒以内に入るハイ・レベルな予選となりました。
 
後ほど、ロジャー安川による現地レポート&日本人ドライバー・インタビューをアップしますので、お楽しみに!
 
予選リザルト
スターティング・グリッド
●ポール・ポジションを獲得したライアン・ブリスコーのコメント&予選ラップ

 
●予選2位を獲得したダリオ・フランキッティのコメント&予選ラップ

 
●予選3位を獲得したウィル・パワーのコメント&予選ラップ

 
プラクティス総合リザルト
最終プラクティス・リザルト

 
第1プラクティス・リザルト