INDY CAR

第13戦ソノマ二日目、予選レポート&リザルト、ハイライト映像

画像

今年最後のロード・コース予選は、今回もウィル・パワーが制覇。しかしラウンド2ではぎりぎりのタイミングで、終盤に他のドライバーが続々とタイムアップしたことから7番手に転落。急遽新品レッドに履き替え、最後の1周で4番手に滑り込んでファスト6へ進んだのです。
 
ラウンド2でトップ・タイムをマークし、ファスト6でも一時トップにいた08年のポール・ポジション、エリオ・カストロネベスでしたが、結局チームメイトのパワーに逆転を許し、0.037秒という僅差で予選2番手に終わりました。明日は08年に続く、ソノマ2勝目を目指します。
 
予選3位を獲得したのは、昨年のソノマでポール・トゥ・ウインを決めたダリオ・フランキッティです。昨年のチャンピオンは、昨年のこのレースで優勝したことで流れを変え、タイトルを獲得。現在ランキング2位のフランキッティ、前戦のミド-オハイオに続く2連勝なるか。
 
日本勢は、武藤英紀が朝のプラクティスで11番手のタイムをマークするも、予選ではレッド・タイヤでのマッチングが悪く、明日は14番グリッドからのスタートとなります。しかし「全体のバランスは悪くない」ということなので、ぜひ昨年の5位を上回って欲しいですね。
 
一方の佐藤琢磨は常設ロード・コースで4連続のファスト6入りが期待された中、セットを煮詰めきれずにラウンド1敗退。予選17位ですが、昨年のウィルソンは予選22位から7位フィニッシュを成し遂げており、作戦次第では上位進出も可能です。追い上げを期待しましょう。
 
●記録で見る今回の予選
 
・ウィル・パワーはアラバマ、セント・ピーターズバーグ、ロング・ビーチ、アイオワ、ワトキンス・グレン、エドモントン、ミド-オハイオに続く今季8度目のポール・ポジションで、1シーズンの最多記録を更新。6戦連続でフロント・ローからのスタート。ソノマでは初のポール。
 
・パワーはインディカー・シリーズで10回目、チャンプ・カー時代から通算16回目のポール・ポジション。チーム・ペンスキーで走った19戦中10回(53%の確率)ポールを記録し、予選でのトップ5入りは15回(79%の確率)。明日優勝したら、今季5勝目を達成。
 
・チーム・ペンスキーのポールは今季11回目、ソノマでは08年のカストロネベスに続く2度目で、オープン・ホイール・レースでは通算194回目、総合では390回目のポール・ポジション。ワンツー・スタートは今季4度目で、02年のIRL参戦以来24度目、総合では70回目。
 
・予選2位のエリオ・カストロネベスは今季4回目のフロント・ロー、3位のダリオ・フランキッティは9戦連続でトップ5からのスタート。4位のアレックス・タグリアーニは、開幕戦のブラジルで予選2位を獲得して以来となるファイアストン・ファスト6への進出。
 
・予選5位はライアン・ブリスコーで、今シーズン7回目のトップ5スタート。6位のスコット・ディクソンは、インディカー・シリーズの予選で連続トップ10入りの自己記録を、45回へと更新。
 
後ほどロジャー安川の現地レポートをお届けしますので、お楽しみに!
 
予選リザルト
スターティング・グリッド
 

 
●武藤英紀ビデオ・ブログ(日本語)

 
プラクティス総合リザルト
第2プラクティス・リザルト