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第11戦エドモントン二日目、予選レポート&リザルト、ハイライト映像

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エドモントンでポール・ポジションを獲得したのは、ウィル・パワーでした。第1ラウンドから今週末の最速となる60秒台に入れたパワーは、2ラウンド目でもトップを維持し、最後のファスト6では60.7126秒をマーク。明日2年連続のポール・トゥ・ウインを目指します。
 
午前中の第3プラクティスでパワーを凌ぐタイムを叩き出し、プラクティス総合トップだったエリオ・カストロネベスでしたが、予選ではほんのわずかパワーに届かず。0.0765秒という超僅差で2位になりました。しかしチーム・ペンスキーのフロント・ロー独占です。
 
予選3位は2008年のエドモントン・ウイナーであるスコット・ディクソンが入り、その隣のグリッドにはダリオ・フランキッティと、チップ・ガナッシ勢が2列目のグリッドを確保。予選5位はペンスキーのライアン・ブリスコー、6位はKVレーシングのEJビソです。
 
初日19位と厳しいスタートを切った武藤英紀は、昨晩チームが大幅な変更を加えたことが功を奏し、午前中のプラクティスで4位。総合でも7位となるタイムをマークして予選に挑み、ラウンド2に進出するも最終的に62.1935秒で予選11位からスタートします。
 
初コースながら初日5位だった佐藤琢磨は、予選第1ラウンドでペンスキーの3人やフランキッティ、前回ポールのウィルソンら強豪がひしめくグループ1で61.9181秒を記録。残念ながら第2ラウンド進出を決められず、明日は13番グリッドからレースに臨みます。
 
●記録で見る今回の予選
 
・ウィル・パワーは今季6度目のポール・ポジション。08年のブリスコーの記録を破るIRLの新コース・レコードをマーク。エドモントンでは2年連続、チャンプカー時代から数えると通算3度目の予選トップ。アイオワ以降4戦連続でフロント・ローからのスタート。
 
・予選2位を獲得したエリオ・カストロネベスは、エドモントンで3年連続予選トップ3入り。予選3位のスコット・ディクソンは43戦連続のトップ10スタートで、連続トップ10スタートの新記録更新中。予選4位のダリオ・フランキッティは7戦連続のトップ5スタート。
 
・予選5位に入ったライアン・ブリスコーは、今季6度目のトップ5スタート。今シーズン自己ベストの予選6位を獲得したのがEJビソで、今までのベストはセント・ピーターズバーグで記録した9位。今回が初めてのファイアストン・ファスト6進出。
 
・シモーナ・デ・シルベストロが自己ベストとなる予選7位。ファスト6へはわずか0.146秒及ばず、今までの予選ベストは開幕戦ブラジルでの11位。予選8位のラファエル・マトス、予選12位のトーマス・シェクターも今季自己ベスト・グリッドを獲得。
 
後ほどロジャー安川の現地レポートをアップしますので、お楽しみに!
 
予選リザルト
スターティング・グリッド
 
●ポール・ポジションを獲得したウィル・パワーのコメント&走行シーン

 
プラクティス総合リザルト
第3プラクティス・リザルト