Hondaの新型燃料電池車「FCXクラリティ」が、ツインリンクもてぎ(栃木県)で4月17日〜19日に開催される「2008 IRL インディカー・シリーズ第3戦 ブリヂストン インディジャパン 300マイル(INDY JAPAN)」において、オフィシャルカーとして採用される。IRL インディカー・シリーズでは、2007年より燃料に環境負荷が低い100%エタノールを採用しており、今回のINDY JAPANでは、「水素」という再生可能なエネルギーで走行し、CO2などの環境負荷物質ゼロで水しか排出しない究極のクリーンカーである燃料電池車を、オフィシャルカーとして採用することになった。なお、FCXクラリティは、米国では今夏、日本では今秋よりリース販売を開始する予定。
FCXクラリティは、Honda独創の燃料電池スタック「V Flow FCスタック」技術を核に、燃料電池車だからこそできるデザイン、パッケージ、そして異次元のドライブフィールを実現。究極のクリーン性能だけでなく、クルマとしての新しい価値と魅力を提案している。
FCXクラリティのオフィシャルカーは、INDY JAPANの決勝スタート時に、18台のレーシングマシンの隊列を先導する他、ツインリンクもてぎのパドック内においても展示する。
▲INDY JAPANオフィシャルカー「FCXクラリティ」
【FCXクラリティ(US仕様)の主要諸元】
乗車定員 4名
モーター 最高出力 100kW
最大駆動トルク 256N・m
種類 交流同期電動機
燃料電池スタック 形式 PEMFC(固体高分子膜型)
出力 100kW
燃料 種類 圧縮水素ガス
貯蔵方式 高圧水素タンク(350気圧)
タンク容量 171L
寸法(全長×全幅×全高 mm) 4