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IPSルーキー武藤英紀、ライバルたちとの初走行で確かな手応えをつかむ

<SUPER AGURI PANTHER RACING>

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<2007 IPS インディ・プロ・シリーズ プレシーズンテスト>
【日程】2月20日〜2月22日
【開催地】フロリダ州ホームステッド
【サーキット】ホームステッド・マイアミ・レースウェイ
【距離】ロードコース:2.21マイル(3.556km)
    オーバルコース:1.5マイル(2.414km)

■■■2月20日 ロードコーステスト■■■
天候:快晴/気温:23℃
時間:午前10時00分〜午前12時00分(日本時間21日午前0時00分〜午前2時00分)
   午後1時00分〜午後5時00分 (日本時間22日午前3時〜午前7時)

■■■2月22日 オーバルテスト■■■
天候:快晴/気温:26℃
時間:午前9時00分〜午後3時00分 (日本時間22日午後11時00分〜23日午前5時00分)

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<ロードコーステストでトップタイムをマーク>
 2007年の開幕戦が行われるホームステッド・マイアミ・スピードウェイで、2月20日と22日の計2日間にわたってインディ・プロ・シリーズの合同テストが開催された。すでに2007年シーズンの開幕が約1カ月後に迫っていることもあり、一度の遠征でロードコースとオーバルコースの両方のテストが行えるスケジュールとなっている。集まったIPSマシンは23台。開幕戦にはさらに数台がプラスされて華やかなシーズンのスタートが切られるこ
とになりそうだ。
 テストのスケジュールは、まずロードコースを1日走り、間に1日の休みを挟んで今度はオーバルコースを1日走り込むというもの。どちらのテストデイも好天に恵まれ、初夏を思わせるマイアミの日差しの中で参加23台が走行を重ねた。
 スーパーアグリ・パンサー・レーシングから2007年IPSにフルエントリーする武藤英紀は、アメリカではルーキーとしての扱いを受ける。しかし、日本では最高峰のオープンホイール・シリーズであるフォーミュラ・ニッポンに出場していた実力の持ち主なのだから、IPSではその初年度から優勝争いへと食い込んで行かねばならない。武藤は、その期待どおりに初日のロードコーステストでいきなりトップタイムをマークする素晴らしいパフォーマンスを見せた。マシン整備を行なうためのインターバル1日の後、テスト2日目がスタート。武藤はまたしてもライバル勢を驚かせる走りを見せた。オーバルコースを走るのは今回が2回目だというのに、トップト0.07秒しか違わないラップタイムをコンスタントに記録し続け、予選を想定したタイムアタックは一切行わなかったにもかかわらず、7番手
につけた。
 IPS主催による合同テストは、今回が今年の第1回目だったが、開幕戦前の最後のテストでもあった。スーパーアグリ・パンサー・レーシングとしては、これから開幕までの1ヵ月間にもう一度プライベートテストを行うかどうかの検討を開始した。シーズンが開幕してからでも、トータル5日間のテスト実施がIPSでは許可されているのだ。

■■■コメント■■■
<武藤英紀>
「本気でチャンピオンを狙っていくぞという気持ちになれた」

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「1月の中旬にホームステッド・マイアミ・スピードウェイに来た時は、初めてのオーバル走行ということで単独走行ばかりしていました。だから今回のテストでは誰かの後ろや集団の中を走ることを最初からテーマに掲げて臨みました。
 走り初めは、前のクルマにどの程度くっつくべきなのか、自分のクルマを半車身ずらせばいいのか、1車身ずらせばいいのかなどが全然つかめず、すごく戸惑いました。しかし、午後になって自分の走るべき位置とか、集団の中でのポジショニングが、急につかめました。それが今日はいちばん大きかったです。
 IPSのチャンピオンになれるかどうかは、運もあるのでわかりません。しかし、今日の走行でそれを本気で狙って行くぞ、という強い気持ちになれました。いい流れで来ていると思います。ロードコースも調子が良かったですし、オーバルについても、課題のトラフィックも自分の中では克服できたと思うし。シーズンをとおしていいレースができるんじゃないかな、と感じています」

<ジョン・バーンズ:チームオーナー>
「オーバルの走行は2回目だがヒデキは優れた才能を発揮してくれた」

「トップから0.07秒差。ヒデキは予選シミュレーションを一切行わずにそのタイムを出せた。ホームステッド・マイアミ・スピードウェイは、開幕戦の行われるコースだ。ここでのレースは、最後尾からトップまで2、3周でポジションを上げることができるほどの接近戦になる。そこで今回の我々がチームとして掲げていたテーマは、ヒデキがトラフィックの中でも安心して走れるようにすることだった。エンジニアのブレアー・パーチバッカーは理論に適ったテストプログラムを組み立ててマイアミへとやって来た。ヒデキはそれに従って走り、優れた才能を発揮した。オーバルを走るのは2回目だが、彼のフィードバックは非常に良い」