2006年9月8日(金) イリノイ州・ジョリエット
快晴のもとで迎えたIRLインディ・プロ・シリーズ最終戦はイリノイ州・ジョリエットにあるシカゴランド・スピードウェイで開幕した。エントリー台数は18台になった。
インディ・プロ・シリーズ初挑戦の岡本章平は午前9時から始まった公式プラクティス1回目から走行を開始。いままで経験したことのないトラフィック(集団)の中での走行に専念した。このプラクティスではドラフティングの効き具合やタービュレンスがマシンに起こす影響などを確認しながらのプラクティスとなった。このセッションはまだタイミングなどが詰め切れず188.976マイル(28.9560秒)を出すのがやっとで12位に終わった。
公式プラクティス2回目は正午から開始。1回目の走行での不安点や問題点を解決した岡本はセッション開始直後に自己ベストとなる189.893マイル(28.8163秒)をマーク。この時点でこのセッションのトップタイムを記録した。その後、昨年のチャンピオン、ウェード・カニンハムにトップタイムの座は譲ったもののこのセッションを堂々の2位で終えた。セッションの前半はトラフィックの中でのセッティングを確認。後半は予選に向けたセッティングを詰めていった。
予選は18台中16番目のスタートとなった岡本は果敢にタイムアタックを開始。まったくのノーミスで予選の走行を終えた。計測開始の1周目は187.663マイル(29.1586秒)を出し、2周目には186.473マイル(29.3448秒)をマークした。1周目のタイムがそのまま予選タイムとなり、堂々の3番グリッドを獲得した。
尚、岡本が参戦するレースの模様はINDY JAPAN.comのライブタイミングやライブビデオで観ることが可能。
岡本章平
「予選ではトップ5に入りたいと思っていたので、3番手の順位には満足しています。ただ、タイムアタック中にギアの選択に迷いが出たのが残念です。それがなければフロントローが取れたかもしれないので、少しだけ悔しいです。ただ、フロントローの2台ともチームメイトなので、良かったです。チームはとても良く、とても安心できるマシンに仕上げてくれました。トラフィックの中での走行でも安定して走ってくれるので、明日の決勝は優勝を目指してがんばりたいと思います」