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岡本章平、IRLインディ・プロシリーズ・ルーキーテスト トップタイムで合格!

<Speed of Japan>
平成18年8月4日
インディ・レーシング・リーグ(IRL)のインディ・プロ・シリーズ最終戦に参戦表明をした岡本章平がその最終戦開催場所となるシカゴランド・スピードウェイ(全長1.5マイル)でIRLのルーキー・テストを受けた。
この日はインディ・プロ・シリーズの合同テストが現地で予定されており、そこに今回のルーキー・テストが組み込まれた形となる。このルーキー・テストはレース参戦をする新人ドライバーを対象に行なわれるもので、安定した速度やライン取りなどに重点を置かれてテストされドライバーの技量が試される。このテストをパスできなければレースに参戦することはできない。
この日のシカゴ地方は朝から雨。オーバル・コースを走行するインディ・プロ・シリーズは当然雨天での走行はできず、岡本は朝からサーキットで、雨があがり、コースが乾くのを待っていた。しかし昼になっても雨は降ったり止んだりの連続。この間、岡本はチームと世間話や、今回スポッター役として岡本を支えるロジャー安川と市販車でコースの下見などをしながら時間を過ごした。
コースは5時までしか使用できず、チームが中止になった場合の代替え日などを協議し始めた午後1時半過ぎ、ようやく雨は上がり、コースもあっという間に乾いていった。
そして午後2時半、インディ・プロ・シリーズのテストが開始された。今回のテストは岡本を含むルーキーが4名。現在シリーズに参戦中で、ポイントランキング2位のボビー・ウィルソンを含む2名、合計3チーム、6名のドライバーがテストに参加した。
このクラスのマシンを全く操作したことのない岡本は、まずマシンの状況を確認するための走行を開始した。確認を終えた岡本は一度ピットに戻り、続いて徐々にタイムを上げて走行を重ねた。第2スティントには30秒台を出し、他のルーキー勢とは1周2秒以上速いラップを記録し、シリーズ参戦勢と同じラップで周回を重ねて行った。約10周ごとにピットインしてはライン取りなどを確認し、25周目からは29.50秒台でコンスタントに周回することができ、シリーズ参戦勢を上回るタイムで周回を重ねた。
第4スティントの終了時点で安定した走行などのテストは終了。第5スティントではイエローコーションからのリスタートのテストが行なわれ、これも難なくクリア。この時点で晴れてルーキー・テストを合格した。
その後は、セッティングを調整し、またライン取りを変更するなどしてタイムを狙って行く走行などを繰り返した。安定して常に他のマシンよりも速いタイムを重ねていき80周を終えたところでテストは終了。ベストタイムは29秒37で、この日の参加台数の中で堂々のトップタイムを出した。29秒37のタイムは一部ドラフティングを使って出たタイムだが、最終スティントでは予選と同じ、単独走行でも29秒38をマーク。去年の予選タイムに比較すると、これは予選3位に入る好タイムとなった。今回のセッティングでは予選セッティングは試しておらず、このタイムにチームも岡本も大満足した模様。
岡本が参戦するIRLインディ・プロシリーズ最終戦は、予選が9月8日、決勝が9月9日。シカゴランド・レースウェイにて開催される。
<コメント>
岡本章平
「こんなに速いマシンに乗ったのは初めてで最初は緊張しました。でもチームのスタッフが最高のマシンを作って来てくれたため、すぐにマシンにも慣れることができました。今回の目的はルーキー・テストに合格することだったので、合格できたことがとても嬉しいです。これも今まで応援してくれたスポンサーのみなさま、チーム、そしてファンのみなさまのおかげだと思ってます。レースウィーク用のセッティングをしてないのにも関わらず、トップタイムを出せたことで、レースウィークがとても楽しみになりました。今日はあくまでもテスト。本番で活躍しなくては意味がないので、一生懸命がんばりたいと思っています」
ブレア・パーシベーカー(チーフ・エンジニア)
「安定した走りでもタイムすぐに出せたので良かったです。アキ(岡本)は我々が教えたことを忠実に守ることができ、とてもクレバーなドライバーだと思います。今まで我々がテストした新人の中でもトップグループの中のひとりでしょう。レースでは活躍してくれると思います」