<US-RACING>
昨日に引き続き、晴れとなったミルウォーキーは最高気温26度まで上昇。それほど暑くもなく過ごしやすい天候の下、第3プラクティスが午前10時30分から行われた。このセッションで昨日総合タイムで6位だったカストロネベスがトップとなり、2位にはホーニッシュJr.が入った。午後12時15分から開始した予選でも順当にカストロネベスがトップ、ホーニッシュJr.が2位と、ペンスキーの2台がフロントローを独占した。昨日までレースのセットアップに専念していたペンスキーの2台は、午前のプラクティスに予選のセットアップで走行した途端トップタイムを記録。予選でもワンツーを飾るところはさすがといったところ。昨年はホーニッシュJr.がポール・トゥ・ウインを飾ったが、今年もペンスキーのどちらかが優勝することになるか?
昨日までトップを独占していたアンドレッティ・グリーンは、3位にルーキーのアンドレッティが入り、4位にカナーンとセカンドローに留まった。昨日の総合タイムでトップだったフランキッティに関しては、予選12位と不本意な結果に終わっている。ポール・ポジションを獲得することはできなかったアンドレッティ・グリーンだが、明日のレースでは優勝したいところ。しかし、このミルウォーキーという1マイルのショートオーバルでペンスキーの2台を抜くのは難しいだろう。レースは何が起こるかわからないので、チャンスを待つしかない。
午前のプラクティスでルーキーのシモンズがペンスキーに続き、3位と健闘した。午後の予選では1番目の走者となったが、二人のチームメイトよりも上位となる予選6位となった。先週末に行われたナッシュビルで自己最高順位となる7位でフィニッシュしたシモンズは、このテクニカルなコースのミルウォーキーで自己最高予選順位を獲得。クラッシュが多く、なかなか結果を残すことができていなかっただけに、明日のレースでは無事に完走し、この調子で上位フィニッシュに期待したい。
午前の第3プラクティスで16位となった松浦は、午後の予選でひとつポジションを上げ15位からレースをスタートすることになった。「午前のプラクティスではマシンがまだアンダーもオーバーも両方出てしまうアンバランスな感じでしたね。他のチームはオーバーだけといった感じなんでしょうけど。予選ではダウンフォースを削ったんですけど、気温も上がって多少アンダーステア気味になり、思ったよりタイムがでなかったです。スコット(シャープ)も調子が悪いですし、基本的にタイム差がすごく狭いので、明日のレースはどうなるか分らないところはありますね」と、予選後に話す松浦。決勝でのポジションアップに期待したい。