INDY CAR

インディ・カー・シリーズ第4戦ポールデイ[予選]フォト&レポート

<US-RACING>

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スケジュール通り、午後12時3分には第一走者のジェフ・バックナムから予選タイムアタックが始まった。次々とドライバーが出走し、1時間30分後の21番目にホーニッシュJr.がタイムアタックを開始。1周、2周目にこの予選で唯一の229マイルオーバーを記録すると、4周の平均スピードで228.985マイルを記録した。その後、ホーニッシュJr.に対抗するウエルドン、チームメイトのカストロネベスがタイムアタックに挑むもこの記録には届かず、ホーニッシュJr.がインディ500で自身初のポールポジションを獲得した。2位にはカストロネベス、3位にウエルドン、4位はディクソンとトップ4は予想通り、2チームによって独占された。レースでもこの4人による優勝争いとなりそうだ。

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雨で中止となった先週末とは打って変わり、終日快晴に恵まれたポールデイ。午前9時30分からスケジュール通りプラクティスが行われた。2つのグループに分かれ30分ずつ走行し、その後、全車で30分間の走行を行った。第2グループで走行したホーニッシュJr.が、このセッションで229.996マイルを記録。230マイルにあと一歩まで迫るスピードを記録した。その後、カストロネベスが229マイルにあと一歩という228.838マイルを記録するも誰一人229マイル台に到達するドライバーは現れず。プラクティスが終了した時点で、ポールポジションはホーニッシュJr.になるだろうと誰もが予測するプラクティス結果となった。

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午前のプラクティスで226.160マイルを記録し、予選にむけて順調な仕上がりをみせた松浦は、このセッションでは10位となった。予選では8番目に出走すると4周のタイムアタックで確実に225マイル台を記録。平均スピード225.503マイルを記録し、7位で予選を終えた。2004年は9位、2005年は8位とインディ500の予選で確実にひとつずつポジションを上げている。「朝は少しアンダーステアで悩みましたけど、エンジニアがいろいろ変えてくれて、予選ではうまくいきました。自分達の持っている力を全部出し切ったという走りが出来たので、良かったと思います。多分7位か8位になると思いますね。(タイムアタック終了直後のインタビュー)ベストを尽くしました」と、自身の予想通り7位を記録した松浦。残り少ないプラクティスだが、レースでのセッティングをつめ、決勝でも自身最高位を記録する走りに期待したい。

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予選前に行われたプラクティスが、実質2回目の走行となった安川。第2グループで走行すると、このセッションで目標どおりの220.692マイルを記録した。予選では22番目にタイムアタックを行うと、平均218.793マイルを記録し28位で予選を終えた。「最後の合同走行で自分的にはもうちょっとウイングをねかせてスピードをだすセッティングを試したかったのですが、エンジニアがいないこともあり、とりあえず無理をしないで走行をやめることにしました。予選で気温が上がったのですが、路面や気温などを把握し、その状況にあわせたセッティングを出来るエンジニアがいないので、プラクティスと同じ状態で予選に挑みました。コンディションが違ったので、やはり220マイルには届かなかったですね」と、予選の結果について話した。今後、プラクティスで走行する時間も少なく不利な状況で決勝に挑まなければならないが、レースではこれまでの経験を生かす活躍に期待したい。