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インディ・カー・シリーズ第3戦もてぎ[二日目]フォト&レポート

<US-RACING>

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通算10回目のポールから、もてぎ初優勝を狙うカストロネベスは、「フロントローからスタートするのは最高だね。プラクティスでも速かったし。でも明日はみんな速くなるだろうから、気を抜くことはできないよ。我々は一歩ずつ、着実にやってきたのが良かったんだと思う。今日はラッキーだったけど、しめしめという感じかな。望むらくは、スタートしたグリッドと同じ位置でフィニッシュしたいね。あまりプラクティスできないときは辛いけど、それは全員にとって同じことだから。言い訳できないよう、前に進み続けなければ」と落ち着いたコメント。日本のファンにも、ぜひフェンス登りを披露して欲しい。

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初日も雨でスケジュールが変更となったもてぎだが、二日目も朝からあいにくの雨となってしまう。それも雷雨となって予定は再び変更。午後になって雨はやみ、14時30分からプラクティスが始まったが、残念ながら予選は中止となってしまった。結局スターティンググリッドはランキング順となり、カストロネベスがポールポジションからスタート。2番手フロントロー外側はディクソンとなる。IRLにとって史上2度目の予選中止だった。

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午後に行われたプラクティスで5位になった松浦。トップのカストロネベスとの差はわずか0.l482秒と、今週末2回目の走行で見事トップ5に入るタイムを記録した。「いつも運がないなと思っていたんですけど、今回は運があると思ったことが今日のセッションでありました。バックストレートを走っていて、ピットに戻るか戻らないかチームと話していたときに結局『ピットに戻れ』っていわれたんですね。それでピットロードを走っているときにちょうどジェフ・シモンズがクラッシュしたんですよ。いつもの流れだと目の前でクラッシュして破片とか拾ってマシンにダメージを受けることが多かったんですよね。その瞬間になんか今回は流れが良いなって感じを受けました。車も速いし運もいいので、今日はおとなしく帰って明日に備えます」と、今日の記者会見で話した。ランキング6位でサード・ローからのスタートになるが、運を見方につけた松浦の凱旋レースに期待したい。

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ファンに大好評のドライバーサイン会が、今年もピット前で行われた。この時だけはインフィールドのパスも必要なく、外側から観客が大集合。いっきにピットへと人がなだれ込んだ様子を見ていたのだが、その迫力はすさまじいものがあった。特に人気があったのは松浦で、ながーい行列となっていた。地元の期待の大きさが良く解る。ダニカも大人気で、特に子供のファンが多く並んでいた。ドライバーとの距離が近いアメリカならではの光景だ。毎年続けて欲しいと思う。