INDY CAR

インディ・カー・シリーズ開幕戦ホームステッド[2日目]フォト&レポート

<US-RACING>

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快晴となった2日目は気温も上昇するかと思われたが、湿度は36パーセントと思ったよりも高くなく、午後1時25分の時点で25度となった。若干風が吹く中で午後2時44分に第一走者のカナーンがタイム・アタックを開始。5番目にアタックを行ったダニカがトップ・タイムを記録したが、14番手に出走したホーニッシュJr.が見事トップ・タイムを更新。その後、午前のプラクティスでトップだったチームメイトのカストロネベスが出走するも、ホーニッシュJr.にわずか及ばず2位に。ホーニッシュJr.が開幕戦のポール・ポジションを獲得した。ホーニッシュJr.にとって7度目のポールとなり、ペンスキーにとっては、9度目のフロントロー独占となった。

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初日の総合プラクティスタイムで14位に留まったダニカは、午前のプラクティスで7位にポジションアップ。このセッションではチームメイトのライスが6位、ルーキーのダナが8位と、唯一のパノス・ユーザーのレイホールの3人が次々と順位を上げた。午後から行われた予選では、ダニカが一時トップタイムをキープ。結局セカンドローとなる予選3位を獲得した。タイム・アタック終了直後、トップだったために大勢のメディアに囲まれたダニカ。参戦2年目となるが、今年も注目度ナンバーワンのドライバーなのは間違いない。チーム自体もトップチームに追いつくタイムを出せるようになってきただけに、明日のレースでの活躍に期待したい。

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初日のワンツーだったターゲットだが、予選ではディクソンが4位、ウエルドンが8位に終わった。ディクソンは午前のプラクティスで3位、ウエルドンに関しては9位までポジションダウン。予選でも伸び悩むことになったが、「予選ではちょっとだけダウンフォースが強かったけど、あまり心配はしていないよ。チームは本当にいいクルマをこの週末用意してくれているからね」と、予選終了後に話した。ウエルドンのコメントを聞くとターゲットの2台もレースでのセッティングには自信を持っているようだ。この2チームによって開幕戦はトップ争いを演じることになるか?

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午前のプラクティスで12位となった松浦は、12番目にタイム・アタックを行った。アタック終了時点で10番手だったが、14位で開幕戦の予選を終えた。「経験の長いチームなので、この少ない時間の中でもしっかり車が作れていてきていますし、チームは予選よりも決勝のマシン・セッティングに自信があります。例えばレイホールは予選がいつも速いけど、決勝は下がってしまうパターンが多いのですが、僕達のチームは逆で予選がぼちぼちでも決勝の方でいいクルマを仕上げています。今回の予選でもこれだけのパフォーマンスを発揮できたのはよかったと思いますね。明日のレースはトップ6に入れるようにがんばります」と、予選終了後に話した松浦。明日のレースでは昨年の開幕戦のようにクラッシュに巻き込まれず、上位でのフィニッシュに期待したい。