INDY CAR

インディ・カー・オープン・テスト ホームステッド【メディアデイ】 フォト&レポート

<US-RACING>

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2日間のロード・コースのテストが終わり、3日目はメディアデイとなった。午前9時からドライバー撮影が始まり、午後12時45分には集合写真を撮影した。なぜかバディ・ラジアとフェリペ・ジヤフォーニーを除く16名のドライバーの撮影となった。多分、連絡が行き届いてなかったのだろう。2人は撮影場所に現れなかった。時間も押していただけに撮影は決行されたが、意外とみんな気づいていなかったかもしれない・・・・・・なにはともあれ、ドライバーの集合写真を撮影すると、今シーズンもいよいよ始まるなぁと思う撮影でした。

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今日は様々なメディアが開幕戦までに必要なドライバーの顔、全身写真、ヘルメットなどを撮影する日。パドックのガレージを利用して簡易スタジオを組み、いろいろなシチュエーションで撮影していく。ドライバーが順番で次々と入れ替わっていくが、なかには順番が変わってしまう場合もあり、カメラマンも油断ができない。特に昨年のチャンピオン、ウエルドンやパトリックなどはメディアの撮影要望が多く、それこそ分刻みでスタジオを移動していく忙しさだった。

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これまでメタノールが燃料として使われていたが、今年から10パーセント、エタノールをメタノールに混合した燃料を使用。2007年からは100パーセント、エタノールの燃料になる予定だ。その記者会見を今回のテストで改めて発表。メディアセンターの前で午後12時から行われた。車社会のアメリカはガソリンの代わりになる燃料を検討しており、エタノールもその候補のひとつにあげられ実際に使用されている。エタノールは小麦、大麦、わら、とうもろこしなどを原料として作られるので、ガソリンのように限りがある資源ではない。また、穀物からできるアルコールなので、有害な大気汚染を減らすこともできる。インディ・カー・シリーズとしてはエタノールを使用することで、アメリカでの燃料問題について先駆的な役割を担っていこうというプロモーションだ。そのチーム・エタノールのマシンを駆るのはルーキーのポール・ダナ。今回のロード・コースのテストではタイム的に最後尾を競うことになったが、シーズンが始まったらプロモーションのためにも是非、上位進出して欲しい。

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昨年のルーキー・オブ・ザ・イヤーを獲得したダニカ・パトリック、そして今シーズンのルーキー、マルコ・アンドレッティ、ポール・ダナの記者会見が行われた。毎年、ルーキーの記者会見は行われているが、今シーズンはやはりマルコに話題は集中する。現状ではこの2人しかルーキーはいないが、今後増える可能性もあるだろう。ルーキー・オブ・ザ・イヤーを獲得したどちらからが、来年のテストで今回のパトリックのように記者会見に呼ばれると思うが、現状では昨年の優勝チーム、アンドレッティ・グリーンに加入しているマルコに分があると思う。今シーズンの終盤にマルコがどれだけの走りを見せるか今から楽しみだ。