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インタビュー:マルコ・アンドレッティ

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<TWIN RING MOTEGI>
「ダン・ウェルドンが父のチームから離れるということはこの一年で聞いた一番うれしいニュースだったよ」
マルコ・アンドレッティは1987年3月13日生まれ。レース・ファミリー、アンドレッティ家の血を引く3世代目のドライバーである。祖父マルコ・アンドレッティは1978年のF1覇者であり、デイトナ500勝利(1967)、インディ500勝利(1969)の3冠を達成。他にも4度のCARTチャンピオン(1965、1966、1969、1984)、セブリング12時間(1967、1970、1972)3度を制している。父親であるマイケル・アンドレッティは、1983年からインディCARTシリーズに参戦を開始、1991年CARTチャンピオンを獲得。1993年にはF1デビューも果たす。2003年からは、アンドレッティ・グリーン・レーシングの共同チームオーナーとしてIRLインディカー・シリーズに参戦している。マルコも10歳の頃からカートを始め、2003年スキップ・バーバー・フォーミュラ・ダッジ・イースタン・シリーズ、ルーキー・オブ・ザ・イヤー賞獲得。2004年フォーミュラTR1600プロ・シリーズ・チャンピオン、2004年スキップ・バーバー・フォーミュラ・ダッジ・サザン・シリーズ・チャンピオンなどのタイトルも獲得している。2005シーズンはIRLインフィニティ・プロ・シリーズに6戦スポット参戦し、3勝と3回のポールポジション獲得、シリーズ10位入賞。そして2006シーズン、父親がオーナーを務めるアンドレッティ・グリーン・レーシングからIRLインディカー・シリーズにデビューする。

Q:昨年のインフィニティ・プロ・シリーズ(IPS)セント・ピーターズバーグ戦はすごかったですね。ポール・トゥ・ウィンで鮮烈なデビューでした。
マルコ:うん、いいシーズンだった。インディアナポリス(オーバル)はよくなかったんだけど・・・。
  
Q:そうですね。インディ500直前に行なわれたIPSのレース(シリーズ第4戦)では、予選10位で決勝16位。他のロードコースが好成績だけに、オーバルは苦手では? なんて見方も一部ではささやかれていますが・・・。
マルコ:確かにオーバルについては経験不足だと思う。インディアナポリスは今まで初めて走ったオーバルだったから。これから先、チームメイトに助けてもらって勉強していきたいと思っている。
Q:今年は見事ステップアップを果たしました。ゼッケンは昨年と同じ26番になりましたね。
マルコ:それは偶然だよ。アンドレッティ・グリーン・レーシングが使っているナンバー(7、11、26、27)の中で、IPSで使えるナンバーが26しか残ってなかったからなんだよ。
Q:父親のチームからダン・ウェルドン(ゼッケン26を付けてAGRから3シーズンを出場、2004年、2005年2年連続でINDY JAPAN優勝。2005シーズンにはインディ500とインディカー・シリーズ・チャンピオンを獲得している)が離れる事を知ったのはいつですか? その時はどう思いましたか?
マルコ:具体的な日にちは覚えていないけれど、それを聞いてすぐにチャンスかも、と思ったよ。当初インディカー・シリーズに自分も含めた5台体制という話もあったけれど、それをやるには体制が整わなかった。だから2006シーズンはもう一年IPSかな、という話だった。ダンが離れるということはこの一年で聞いた一番うれしいニュースだった。
Q:ダンが離れて、自分から乗りたいと言い出したのでしょうか? それとも誰かに言われたのでしょうか?
マルコ:両方だよ。ある意味自分から希望したことだし、乗ってみないかと言われた部分もあって。今の状況は間違いなくハッピーで、とても満足しているよ。
Q:こうなるのだったら、オーバルコースに慣れることも含め、昨年IPSをフル参戦しておけばよかったのでは?
ルコ:今の状況は想像できなかったんだ。一番最初はセント・ピーターズバーグの1戦だけにスポット参戦する予定だったんだ。そこで勝てたので、すべてが動き出した。
Q:さっそく、1月にセブリング・インターナショナル・レースウェイでルーキー・テストを受けて合格。1月末にフェニックスで行なわれた合同テストにも参加しました。インディカー・シリーズのマシン、乗ってみてどうでしたか? 
マルコ:パワーはもちろんあるよ。ドライバーだったら誰でもよりパワーのあるものに乗ってみたいと思うのは当然だから、そこに違和感は感じない。それよりもマシンの制動力に驚いたよ。すごくよく止まるんだ。今までステップアップカテゴリーで数戦戦ってきただけだから、このシリーズに参加するということは自分にとってのステップになると思っているよ。
Q:レース・ファミリーに生まれたわけですが、尊敬するドライバーは誰でしょうか?
マルコ:父と祖父。他にもたくさん居るよ。ルーベンス・バリチェロなんかは友だちだしね。父の名前と祖父の名前は、プレッシャーになるけれど、がんばらなければいけないし、あの2人以上に自分にもできると思っている。自分のマシンがレースの時に先頭を走っている姿を想像しています。
Q:日本に初めて来てみて感想はどうですか?
マルコ:空港とホテルしか知らないんだ(笑)。けれどまたすぐに日本に戻ってきて、レースをしたいと思っているよ。
Q:INDY JAPANの目標を聞かせてください。
マルコ:もてぎ戦直前の第2戦セント・ピーターズバーグが終わったあとでないと具体的な目標なんて言えないよ。今言える現実的な目標はトップ10に入ることかな。それと、シーズン終わるまでには必ず1勝したいと思っているよ。