<Honda>
ホンダ・パフォーマンス・ディベロップメント(HPD)は、IndyCarシリーズにおいて最も華々しい成功を収めたチームのひとつであるペンスキー・レーシングへHonda Indy V-8エンジンを2006年シーズンより供給することを発表した。
ペンシルバニア州リーディングを本拠とするペンスキー・レーシングは、IndyCarシリーズにおいてIndy500(インディアナポリス500マイル・レース)における最多の13勝を含む通算124勝を挙げ、ポールポジション獲得回数154回、シリーズタイトル11回という成績を残している。2005年にはエリオ・カストロネベス、サム・ホーニッシュJr.が合わせて3勝、ポールポジション5回を獲得した。
Hondaは2000-01年のCARTシリーズにてペンスキー・レーシングへHondaエンジン供給を行っていた。その間、ペンスキー・レーシングは10勝を挙げ、16回のポールポジションを獲得し、ジル・ド・フェランが2年連続のドライバーズ・タイトルを獲得している。2001年にはマニュファクチャラーズ・タイトルを獲得している。HondaはCARTシリーズで9年間にわたる活動を行なったあと、2003年からIRL IndyCarシリーズに参加している。HondaはIndyCarシリーズに今後も積極的な取り組みを続けることを決め、インディ・レーシング・リーグ(IRL)との間で2009年まで参加チームにエンジンを供給することで合意している。
●ロジャー・ペンスキー:ペンスキー・レーシング チームオーナー
HondaがIndyCarシリーズに長期間にわたる積極的な姿勢を示したことが、私たちの決定に絶対的な影響を及ぼしました。2006年以降に向けて我々として最善の選択を行なう必要がありました。
●ロバート・クラーク:HPD社長
チーム・ペンスキーがまたHonda陣営に加わってくれることになり、たいへん嬉しく思います。ゼネラル・モータースがIndyCarシリーズから撤退するのに伴い、2006年にはラインナップを拡張する予定でしたが、チーム・ペンスキーと手を組むことは、その素晴らしい第一歩と言えるでしょう。チーム・ペンスキーとはCART時代に協力関係を結び、好成績を収めました。IndyCarシリーズで同じ関係を再開できるのを今から楽しみにしています。