INDY CAR

IRL第8戦カンザス トヨタ勢の不運を克服しD.マニングが7位 トップグループ争いを見せたS.ホーニッシュ・Jr.は大きく後退

<TOYOTA>
IRLインディカー・シリーズ第8戦の決勝レースが7月3日(日)、カンザス州カンザスシティ近郊のカンザス・スピードウェイで行われた。カンザスの1.5マイルハイスピードオーバルでは、毎年猛暑の中でサイド・バイ・サイドの接戦が展開されることで知られているが、決勝日は朝から曇が広がり時折り雨が落ちるあいにくの天候。しかし、スタート時刻が近付くにつれて天気は回復し、気温30度、路面温度38度まで上昇した午後12時25分過ぎ、グリーンフラッグが振られ、200周300マイルのレースの幕が切って落とされた。 しかし、スタート時刻が近付くにつれて天気は回復し、気温30度、路面温度38度まで上昇した午後12時25分過ぎ、グリーンフラッグが振られ、200周300マイルのレースの幕が切って落とされた。
レースは序盤、10番手スタートのS.ホーニッシュ・Jr.がトップグループ争いに加わる快走を見せ、一時3位までポジションアップ。しかし、ピットアウト時にエンジンが一時ストップし、痛恨のタイムロス。加えて給油戦略のタイミングが合わずに後退を余儀なくされた。
代わって前日の予選でトヨタ勢最上位5番手グリッドを獲得していたD.マニングがレース終盤に上位に浮上し、7位でトヨタ勢最上位フィニッシュ。
8位には、レース中盤、バランス調整のために予定外のピットインを強いられ大きく後退したものの、巻き返しを図り、再び上位争いに加わったH.カストロネベスが続いた。
D.マニング(チップ・ガナッシ・レーシング)のコメント:
良いレースだった。レース序盤はハンドリングに問題があったが、レース中盤まで我慢の走行を重ね、ラスト20周の時点でポジションアップを図ることが出来た。終盤もさらに上位に上がるべくプッシュを続けた。もちろん7位というポジションは望んでいたものではないが、少なくともトップ10フィニッシュ出来たことには満足している。
竹内一雄(TRD-USA副社長)のコメント:
レース中盤にトヨタ勢にアクシデントが続出してしまった。好調だったR.ブリスコがクラッチトラブルでリタイアし、S.ホーニッシュJr.はピットストップ時のタイムロス。S.ディクソンもタイヤ交換時のトラブルで順位を落としてしまった。様々な不運に見舞われ苦しいレースだったがレースにアクシデントはつきもの。一方でD.マニングが予選、決勝とも素晴らしい走りを見せてくれたのは収穫だった。結果は残念だったが、今後さらにエンジン開発に力を注いでいきたい。