<Honda>
Hondaは、2005年5月29日(日)にインディアナポリス・モーター・スピードウェイ(インディアナ州インディアナポリス)にて決勝レースが開催されるインディアナポリス500マイル・レース(Indy500)において、昨年度覇者のバディ・ライス(レイホール・レターマン・レーシング)が欠場し、代役として1999年度のIndy500優勝者であるケニー・ブラック(スウェーデン)が出場することを発表した。ライスは、5月11日(水)に行なわれた練習走行中、ターン2にてクラッシュし、脳震盪と背中の挫傷を負って入院した。翌日の朝に退院したものの、脊髄の靱帯が部分的に裂けていることが判明し、全治3週間と診断されたため、本戦の出場を見合わせることを決断した。これにともない、所属するレイホール・レターマン・レーシングは、ライスの代役としてケニー・ブラックを起用することを決定し、21日(土)に行われる3回目の予選に出場して決勝進出を目指すこととなった。
●バディ・ライス(レイホール・レターマン・レーシング)のコメント
言うまでもなく、昨年度の優勝者としてIndy500を戦えなくなったこがとても残念です。私はこのレースで勝つために、計画を立てて努力をしてきました。私自身、身体的には全く問題が無いと感じていたのですが、IRLの医療チームが私の安全を最大限に配慮をしてくれているので、彼らの判断を尊重することにしました。Indy500ではできる限りチームのサポートをするつもりだし、このチームが再び勝利を得てボルグワーナー・トロフィーを獲得することを望んでいます。
●ケニー・ブラックのコメント
バディ・ライスが出場できなくなったことについてはとても気の毒に思うし、早く回復してくれることを望んでいます。しかし、私を彼の代わりに出場させてくれる機会を与えてくれた、チーム・オーナーであるボビー・レイホールとHondaに感謝しています。
●ロバート・クラーク:HPD 社長のコメント
昨年度の優勝者であり、我々にとって初めてIndy500の勝利をもたらしてくれたバディ・ライスが出場できなくなりとても残念です。しかしケニー・ブラックがHondaの一員としてIndy500に帰ってくることを嬉しく思い、歓迎します。IndyCarドライバーとしての能力や経験をとってみても、彼ほどバディの代役を務めるのに最適な人物はいないと思っています。