INDY CAR

前日から一転、ロジャー安川ベースセットを決めるべく順調に予定をクリア

<DREYER & REINBOLD Racing>
インディカー・シリーズ第5戦89th Indianapolis500mile Race
練習走行2日目・レポート:5月11日(水)
第89回インディアナポリス500マイル・レース公式練習走行日2日目を迎えた。この日も正午から6時間の走行枠が用意されており、この土日、そして来週の土日に行なわれる予選に向けて、各チームも走行を続けている。今週はずっと晴れの日が続いており、この日の天候は晴れ。しかし週末に向けて天候が崩れる予報も出ており、そうなると走行時間の短縮も予想されるため、ドレイヤー&レインボールド・レーシングにとっては、初日の遅れを取り戻すべくすこしでも早めにマシンのセットを決めていきたいところ。そのためこの日もロジャー安川のマシンに専念し作業を進めることとなった。前日発覚した各トラブルの解消、そして基本セットの見直しをこの日の課題としているチームと安川は、前日セッション終了間際に出したベースラインを元にまず、プラットフォームを作ることに専念。セットを確かめつつ、セッション序盤から積極的に走り込みを重ね、セッション開始から1時間30分を過ぎたところで平均時速220.000マイル(この時点で18番手)をクリア、さらには220.909mphまでタイムアップ。
さらに改良を重ね、ほんの少し気温が下がった練習走行終了1時間前には222.070mph(この日22番手のタイム)を記録し、さらに走行を続けるが、残り30分というところで、雨が降り出し、セッションは終了した。
最後にはドラッグを少し削って走行をするなど、合計62ラップの走行を重ねたこの日のセッションは、大きなトラブルもなく極めて順調にテストを行なうことができた。残念ながら前日の1日分の遅れを取り戻すまでにはいかないものの、チームにとっては満足な1日となった。エンジン、そしてサスペンションの新スペックの投入など、まだまだやることはあるものの、明日も引き続きセットのチェックに時間を割く予定。そして、週末に行なわれる、MBNAポール・デー・クオリファイ(14日)とラバー・クイーン・セカンド・デー・クオリファイ(15日)といった予選に向けては、ポール・デー前日の13日(金曜日)にセットを探っていき、予選に臨むことを決めた。
ロジャー安川(ドライバー#24カー)
「今日はプラットフォームが安定していて、セッションの最後にはドラッグを少しですが削るところまで、すすめることができました。明日もさらにドラッグを削っていき、セットを探っていきたいと思います。まだ、エンジンやサスはひとつ前のスペックのもので走っているので、そういったところだけでもまだまだやるべきことはたくさんありますが、この順調さをキープしたまま、明日も走行ができたらと思っています」