<DREYER & REINBOLD Racing>
インディカー・シリーズ第5戦89th Indianapolis500mile Race
練習走行初日・レポート:5月10日(火)
第89回インディアナポリス・500マイル・レース公式イベント3日目となる5月10日。ついにエントリーしている全ドライバーによって走行する練習走行日の初日となる。天候は晴れ。雨の予報もない、真夏を思われる暑い気候の中で、練習走行は開始された。ドレイヤー&レインボールド・レーシングは第4戦もてぎ前から作り上げてきた500専用のスペシャルマシンをこの日初めて投入した。事実上、500用に組み上げられたマシンのシェイクダウンということとなる。この日の走行は安川のみに絞って、チーム・クルー一丸となって集中的にこのスペシャルマシンの確認をするべく、作業を進める予定であった。しかし、走行直前に、無線の調子がおかしいことが判明。最終的には無線用のケーブルを交換することになったのだが、そこまでの作業に手間取り、さらに走行を開始したところで、セットが合わず、他にもシェイクダウンならではのさまざまなトラブルが発生したこともあって、満足な走行を重ねることもなく、決められた走行枠の時間を使いきってしまった。結果、安川は30周をこなし、ラップタイムは平均時速218.387マイルで39台中35番手に着けるに留まった。
練習走行日はこのレース・マンスの期間内で8日間ほど設けられているが、今週末の土曜日(14日)には早くもポールポジションから11番目グリッドまでを決めるMBNAポール・デー・クオリファイが行なわれる。この予選グリッドを決める最初のクオリファイは正午(現地時間/日本時間15日午前2時)からスタートする。チームは、明日も安川のマシンのベースセットを詰めていき、早い段階で予選に向けたセットを探っていく予定。
ロジャー安川(ドライバー#24カー)
「今日は1日を潰してしまいまして、いろいろマシンを作る、というところまではできませんでした。明日は足廻りを中心にベースセットをきちんと作り上げることを課題としていきます。ベースセットを良いものにしていければ、その後のタイムも出しやすくなりますからね。そして木曜、金曜を使ってタイムを詰めていき、土曜日のポール・デーの予選で少しでも前に出たいと思っています」