INDY CAR

●インディ・カー・オープン・テスト インフィニオン・レースウエイ【2日目】 フォト&レポート

<US-RACING>

画像

ホームステッドのロード・コース・テストでトップだったフランキッティが、2日目の最速タイムを記録した。2番手のカストロネベスとの差は約0.3秒と、ロード・コースに関しての速さは揺るがない。午前のセッションでもトップで、走り始めのわずか6周目にはこのセッションのトップ・タイムを記録していた。2日目のトータル走行ラップは36周と、他のドライバーに比べて少ないことにも驚く。現時点でのロード・コースにおける優勝候補ナンバーワンなのは間違いない。2位は昨日のトップだったカストロネベスだが、ディクソンが3番手。トヨタ勢のドライバーもロード・コースでの手応えを掴んでいるようだ。4番手にカナーン、ウエルドン、ハータと続き、昨日2番手だったブリスコーは7番手となった。8月に行われるレースでは、気温や天候も違いだけにまた新たなセッティングが必要となるだろう。アンドレッティ・グリーン、ペンスキー、ターゲット・チップ・ガナッシらがここでのレースの最有力と考えてよさそうだ。

画像

午前は23周を走行し、13番手までポジションアップした松浦。しかしこの時点でトップとの差は約1.5秒、同じシャシーを使用しているパノスのトップ、ディクソンとの差は約1.2秒だった。午後のテストも含め、この日はトータルで57周の周回を重ねた松浦は、トータルで11番手に。トップとの差は約1秒、ディクソンとの差は約0.6秒まで縮めることに成功した。「昨日走れなかった分を取り戻そうといろいろ試したのですが、今回ベースで持ってきたセットアップが良くなかった。いちから走り始めたような感じでしたが、こつこつやってきて最後にはいいマシンになってきたと思います。でも今日のトップ、パノス勢のトップとの差はまだあるので、そこを何とか縮めなければならないですね」と、松浦は今日のテストを振り返った。松浦のチームもロード・コース経験のあるエンジニアが少ないようで、思ったようにロード・コースのセッティングを向上できない歯がゆさがあるようだ。8月のレースまでには、いい対応策が見つかればいいのだが。

画像

昨日はわずか6周しか走行できなかった安川だが、2日目は予定どおり午前中から走行を開始した。昨日走れなかった分をとり戻すかのように、このセッションで36周を走行した安川は79秒台を記録。午後のセッションでは、大幅なセッティングの変更があったため、最初の1時間は走行することが出来ず、結局午前のタイムを0.3秒ほど縮めただけだった。「午前中は昨日の夜に変更したことが良い方向に行き、自分もコースに慣れてきたところでした。でもお昼にはいってから試した大きな変更が、時間もかかった上に、逆にやりすぎた感じになって。車がふらふらになってしまって、ハンドルのフィードバックが全然ない感じになってしまいました。それでも午前のタイムよりは縮めることが出来たのですが、他のチームとの差はまだ大きいですね。自分も含め、エンジニアもこのくらいの大きなクルマのロード・コースでのセッティングは初めてなので、2人で相談しながらしていますが、まだ、うまく噛み合ってないですね」と、2日間のテストを終えて話す安川。問題点をしっかりと実感したテストとなった。

画像

2日目も快晴となったインフィニオン・レースウエイだが、朝のうちはやはり肌寒い。午後からは気温が上昇するも、昨日と同様に終日風が吹き、外にいると暖かさはあまり感じられなかった。2日目は午前9時からテスト走行が始まり、午後1時から再び行われた。正午からのランチ・タイムの間には、ターゲット・チップ・ガナッシ・レーシングの3人のドライバーが、今回のテスト走行を観戦しに来たファンに対して、ファン・フォーラムを行っていた。昨日よりも一般のファンが集まっていたサーキットだが、このコースはグランドスタンドなどの設備、場所もよく、コース自体の見渡しもいいので、8月に行われるレースにも多くの観客が訪れることを期待したい。