INDY CAR

初のロードコース・ポールはブライアン・ハータが獲得

<Honda>
IRL IndyCarシリーズ第3戦Hondaグランプリ・オブ・セントピーターズバーグ(予選)
■開催日:4月2日(土)
■開催地:フロリダ州セント・ピーターズバーグ
■サーキット:セント・ピーターズバーグ(ロードコース)
■コース全長:1.8マイル(約2.896km)
■天候:快晴
■気温:27.2度
 
2005年の第3戦Hondaグランプリ・オブ・セント・ピーターズバーグは、IRL IndyCarシリーズにとって初めてのロードコース・イベントである。4月を迎えてフロリダ州は初夏のような陽気となっており、メキシコ湾に面したリゾート地のセント・ピーターズバーグには大勢のレース・ファンが集まって来ている。
Hondaグランプリが行われるのは、セント・ピーターズバーグの歴史ある市街地と、市営空港の滑走路を使った全長1.8マイルのコースである。
ストリートでありながら、高速コーナーも持つエキサイティングなコースで行われた予選では、アンドレッティ・グリーン・レーシングのブライアン・ハータが最速タイムをマークし、第2戦フェニックスに続いて連続ポールポジションを獲得した。
 
IRL IndyCarシリーズのロードコース予選は、オーバル同様に最初に1台ずつがアタックを行ない、トップから6人が、今度は10分間に渡って一斉にコースを走るユニークな二段階方式となっている。
シングルカー・アタックでの予選では、ダリオ・フランキッティ(アンドレッティ・グリーン・レーシング)が1分03秒0384でトップに立ち、ファスト6予選では、ハータがそれを上回る1分02秒5096というトップタイムをマークしたのだった。トニー・カナーン(アンドレッティ・グリーン・レーシング)は3位で、Honda Indy V-8勢はトップ4に3人が食い込み、松浦孝亮(スーパーアグリ・フェルナンデス・レーシング)は7位、開幕戦ウィナーのダン・ウェルドン(アンドレッティ・グリーン・レーシング)は9位と、トップ10にHondaドライバーは5人が並んだ。
●ブライアン・ハータ(アンドレッティ・グリーン・レーシング) 
ポールポジション(1分02秒5096)
ポールポジションを獲得するタイムを出せたのは、思い切り攻めたラップだった。アタックに入ってから3周目だった。持っているものすべてを出し切った。トップ6によるアタックは、まさにそういうラップを行なうべきところだ。とてもエキサイティングだし、僕自身アタックを思い切り楽しむことができた。もちろんプレッシャーは大きかったけれどね。ドライバーにとっておもしろいだけでなく、ファンにとっても本当に楽しむことのできる予選だったと思う。
●トニー・カナーン(アンドレッティ・グリーン・レーシング) 
予選3位(1分02秒9789)
とてもエキサイティングな予選だったね。ファンのみんなも気に入ってくれたんじゃないかな?僕自身はIRLの新しい予選を思う存分楽しんだ。トップ6に残れたことで、マシンをさらに良くすることもできた。
●ダリオ・フランキッティ(アンドレッティ・グリーン・レーシング) 
予選4位(1分03秒0384)
1台ずつがアタックする予選でのマシンはハンドリングが非常に良かった。トップ6の予選では、さらに良いタイムを出す必要があると考え、タイヤの空気圧設定を変更した。しかし、その結果、我々の予想に反してマシンは大きなアンダーステアとなってしまい、ピット・インしてさらにマシンに変更を施したが、ポールを獲得するだけの速いラップを実現することはできなかった。
●松浦孝亮(スーパーアグリ・フェルナンデス・レーシング) 
予選7位(1分03秒7564)
ロードコースでのアタック1周のみの予選というのは今回が初めてのことで、どんな難しさがあるのかわからなかったんですが、自分たちとしてはパノス・シャシーの中ではトップとなる7位になれました。ドライビングのミスもほぼゼロでした。100分の1秒とかの差でトップ6入りを逃したのは悔しかったですね。ストリート・コースの路面は、オーバル以上にコンディションの変化が大きいので、そうした面にも注意を払って明日のレースは戦いたいと思います。
●ロジャー安川(ドレイヤー&レインボールド・レーシング) 
予選18位(1分03秒9536)
走行初日にアクシデントを起こして遅れを取ってしまったので、今回の自分たちは、決勝レースを最後まで走り切ることに考えを切り替えています。タイヤ・ウォーマーを使うこと、1周のみのアタックによる予選など、今回は自分たちのチームにとって経験のない部分ばかりで、予選ではタイヤの空気圧が十分でなく、アタックが終わった頃に一番グリップが上がって来ていました。まだまだ自分たちには学ぶべきことがたくさんあります。
●ロバート・クラーク:HPD社長
Hondaグランプリで、そして、IRLインディカー・シリーズにとって初めてのロードコース・イベントでポールポジションを獲得できたことを本当に嬉しく思う。Hondaはロードレースでの長い歴史を持ち、多くの栄光を掴んで来た。IRLインディカー・シリーズがロードコース・イベントを開催することを決めたことで、我々は町から遠く離れたサーキットへとファンを呼び寄せるのではなく、ファンの住んでいるところへとレースを提供できることとなった。今後さらに市街地コースでのレースが増えて行くことを楽しみにしている。予選ではトップ4に3人が食い込んでいるし、トップ10には5人がいる。Hondaドライバーたちはロードコースを得意としているので、明日のレースでも良い成績を残してくれるものと期待している。