<DREYER & REINBOLD Racing>
3月18日(金) アリゾナ州・フェニックス
2005年インディカー・シリーズ、第2戦「XMサテライト・ラジオ・インディ200」。アリゾナにある1マイル・オーバルのフェニックス・インターナショナル・レースウェイは、砂漠地帯にあることから昼間は暑く朝晩は冷え込むという特有の気候であるが、朝から空一面に薄雲がかかり、走行が始まる時間の気温も16℃と、例年のフェニックスと比べると少し肌寒い一日のスタートとなった。今回のレースは走り出しからファイナルまで2日間で行なう2デー・レース。走行初日はプラクティス(練習走行)2セッションとポールクオリファイ(予選)が行なわれた。レースデー初日であり予選日であるこの日、予選前の走行セッションは午前と午後の2セッション、計90分間の走行の予定であった。しかし安川は1本目の走行で、マシンにトラブルが生じていることを確認、その原因追究にこのセッションの時間をほぼ使ってしまう。その後昼休みのインターバルの時間を使ってそのトラブルを解消し、午後のセッションに臨んだ。午前中の走行をフイにした分、予定していたメニューをこなせていないものの、この1セッションで予選と決勝用のセットを試すことができた。
続く予選セッションは、不十分な中での挑戦となったが、安川が出したタイムは174.403mph(約280.7km/h)と今日の自己ベストを出し、予選13番手のグリッドを獲得。午前中のトラブルを考えればまずまずの結果といえる。
明日3月19日(土)は、午後1時(日本時間3月20日午前5時)にグリーンフラッグが振られ、IRLインディカー・シリーズ第2戦がスタートする。
ロジャー安川(ドライバー)
「練習走行の1セッション目にマイナートラブルが出て、このセッションはほとんど走れませんでした。トラブルを直した2セッション目で、セミロングランをチェックし、予選シミュレーションを行ないました。もっと他にも、いろいろと試したいことがあったけれど、残念ながら時間がなくて、走り込むこともできませんでした。ただ、いろいろと大幅に遅れていた割には予選は悪くは無かったです。もう少し欲を言えば、予想したダウンフォースバランスがちょっと外れてしまっていたので、そこが合っていたらもう1マイルほどいけたかもしれません。あまりうれしいグリッドとは言えませんが、このポジションからでも周回遅れにならないようにトップにくっついていけば、いい結果を残すことができると思います」