INDY CAR

ロジャー安川練習日レポート マシンの仕上がりは順調。決勝に向けて期待ができる結果に。

<DREYER & REINBOLD Racing>
3月4日(金) フロリダ州・マイアミ
2005年インディカー・シリーズがついに開幕。フロリダ州・マイアミの南約30kmにあるホームステッド-マイアミ・スピードウェイを舞台にレース初日プラクティス(練習走行)が行なわれた。この日のマイアミは前日夜から降り出した雨が朝まで残り、午前10時から始まるはずの練習走行は、予定の時間から大きくずれ込み、午後1時45分から1回目のプラクティスが始まった。午後は好天に恵まれ、気温22度と快適な気候の下でプラクティスセッションはスタート。第一セッション1グループ目の走行となった安川は、この日の課題であるレースセットを出すことに専念。クルマも順調に仕上がり、211.232mph(340km/h)、0.2275秒落ちの10番手のタイムを記録した。
続く2回目のセッションでは、フルタンクの状態で、意図的にトラフィックの中での走行を確認。10台程度のトラフィックの中でもマシンに問題はなく、外からでも中からでも抜ける安定したマシンとなっていることを確認。単独走行になるとややタイムが延びなかったが、ギア比が合っていなかったことが原因。
細かい点はまだまだ詰める余地がいくつか残されてはいるもののトップ10を狙えるクルマに仕上がっていることを確認。結局この日のタイムは総合では14番手と多少落ち込んだものの、この日一番のラップ数91周を周回し、チームもドライバーもマシンの仕上がりには満足している。
明日3月5日(土)は、午前9時20分〜10時20分からウォームアップ走行、午前11時45分(日本時間3月6日午前1時45分)からMBNAポール予選が行なわれる
ロジャー安川(ドライバー)
「十分レースを戦えるクルマができたと思います。トラフィックの中では、戦闘力がありトップチームとも争えるだけのものになったことが確認できました。まだ、タイム的には詰めていませんし、マシンも微調整が必要ですけれど、この開幕戦はおもしろいレースができると思います。明日の午前中、予選に向けてのセットに専念して、できるだけ上位のグリッドを狙っていきたいと思います」