INDY CAR

ロジャー安川、オープンテスト1日目レポート ショートオーバル・テスト1日目、トラブルなく予定のメニューを消化

<DREYER & REINBOLD Racing>
2月9日(水) アリゾナ州・フェニックス
2005年の開幕を3週間後に控えたインディカー・シリーズは今シーズン2度目のオープン・テストをアリゾナ州・フェニックスにあるフェニックス・インターナショナル・レースウェイで開催した。今回のサーキットは1マイルのショート・オーバル。インディカー・シリーズ第2戦(3月19日決勝)の舞台となるサーキットである。砂漠地帯にあるフェニックスのこの時期の気温の差は激しい。夜から早朝にかけては摂氏5度まで気温が落ち込んでいるが、日が昇ると同時に気温はぐんぐん上昇し、日中の最高気温は25度まで上がる。
チームは前回のテスト同様、レースセットを基本にメニューを消化。ロングランも含めた235周を精力的に走り、来月のレースに向けたデータの収集に全力をあげた。この日の安川のベストタイムは158周目に出した21.1944秒(169.856mph=約273.4km/h)。この日のトップタイムを出したトニー・カナーンとは0.495秒差の18位で終わった。
ロジャー安川(ドライバー)
「今日は完全にレースのためのセッティングに集中しました。フルタンクでの走行やレース時にどのくらいのダウンフォースが必要かのデータ収集。予定していたプログラムは大体こなすことができました。タイムを出すこととは別で、1台体制ということで今日はレースセットを出すことしかできませんでしたが、明日予選に向けたセッティングを試す予定です。今日はいい一日を過ごすことができたと思います」
レン・パスカス(チーフ・エンジニア)
「ロジャーにとっては2年ぶりのショート・オーバルということもあり、最初は勘を取り戻してもらうことに専念した。今日はロングランもでき、かなりの周回数をこなすことができ、メニューも順調に消化した。いろいろなことを試すことができたので、明日のテスト、そしてレースに向けて正しい方向性を出すことができた」
ロビー・ビュール(チームオーナー兼スポッター)
「今日はとても満足しているよ。ロジャーのフィードバックはとても的確で解りやすい。もう少しがタイムが欲しかったかな。今日走行した20台のタイム差が1秒以内に収まったことからもわかるように、とても競争力の高いシリーズになったと思う。タイムを狙ってないとはいえ、明日はもう少し上位に入れるように頑張りたい」