Keita Kawai

モデラーズ・サプリ〜ようやく届いた2008年モデル〜

ずいぶん久しぶりの投稿になりまして、昨年の11月以来であります。今回はモデラーズ・サプリの第2弾ということで、インディカーの1/18スケール・ダイキャストモデルをご紹介します。

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グリーンライト・コレクタブルが展開するインディカー・ダイキャストモデルは以前ご紹介したとおり、大き目の1/18スケールと、1/64スケール(日本で言うトミカ・サイズ)の2種類です。1/64に関しては今年のインディ・ジャパンにて2008年モデルが数種類販売され、シリーズ史上初の女性ウイナーとなったダニカ・パトリック・モデルと、日本期待の武藤英紀モデルはレース後に売り切れとなるほどの人気商品でした。1/18スケールに関しては、5月はじめごろにアメリカでの販売が始まっていたようですが、ネット販売で予約していた僕の手もとに届いたのは、もう7月になろうかというときでした。

すっかり予約していたことも忘れていて、アメリカから届いたわりと大き目のダンボールにビックリしつつ(あとでクレジットカードの請求書をみて、さらにビックリしたことは内緒です)、「そういえば、たしか・・・」と思い出して段ボール箱を開けました。

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僕自身はダイキャスト・モデルを1/43で集めているので、スケールを統一するためにも1/43があればよかったのですけど、今回は思い切って大きな1/18を買ってみました。このスケールは遠い昔にフェラーリ312T(ニキ・ラウダ!)やティレルP34(6輪車!!)を買って以来。「やっぱり、大きすぎるなぁ・・・」と改めて思い、日本的な部屋のスペースを考えるとそうたくさん買えないものですね。

前置が長くなりましたが、製品インプレッションです。前回チャンプ・カーの最新モデルをご紹介した際にも言ったとおり、近年製品レベルが格段に向上しているダイキャスト・モデル・メーカーの中にあって、グリーンライトは決してクオリティが高くありません。ですから精巧なものを期待していると、おそらくガッカリしてしまうと思います。この辺はあくまで雰囲気を楽しむものとして割り切らなくてはいけませんね。

パッと見は、以前の同メーカー製品と比べればかなり品質が良くなっています。もちろん、大人のコレクション・モデルとしての体裁はいまひとつという感じがしますが、実車の再現度が増していて、メーカーの努力が感じられました。しかしです。やはり「ちょっとこれはないんじゃないの!?」っていう部分があったので、気になった細部をご紹介します。購入の際にご参考にしてください。

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塗り分け部分の色むらが酷い。実車では塗りわけ部分にガンメタルのラインが入っているのですが、このミニカーでは再現されていません。

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▲接着剤がはみ出て白く浮いてしまっています。

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▲ボディの色むらが出ています。

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▲ボディ後部に何かでひっかいたような傷があります。

などなど、長年ミニカーを集めてきた僕としても、このスケールではあまり経験のないほどです。これで45ドル・・・。海外発送だと送料もけっこう取られますから、購入の際はよくご検討のうえでお願いします。

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ただひとつ良かったのは、 シリアルナンバーが500/500だったことです。僕が予約したのは忘れるぐらい初期の頃ですし、最終戦のオフィシャル・ショップでもこのミニカーは売られていたので、いったいどういう発送順になっているのか疑問ですが、“最後の1個を手に入れた!?”という感じがします。

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さて、武藤英紀モデルのほかにも、ダニカ嬢とインディ500限定モデルも購入しました。3台も揃うと実に壮観ですね。

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今回購入したダニカ・モデルは2008年の通常版ですが、現在はウイナー・モデルという“もてぎ仕様”のものがリリースされています。形状自体はさほど変わりませんが、もてぎスペシャルで“Honda Cars 茨城”のロゴが入ってるのが大きな違いです。ダニカ・ファンの方はもちろん、レース史上においても歴史的なマシンですから、これから買う方にはそちらがオススメです。

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今年のインディ500限定モデルは2種類のカラーリングが存在し、こちらはバージョン2になります。バージョン1はインディアナポリス・モーター・スピードウェイのオフィシャル・サイトでセール品となっていますので、まだ手に入れていない方は、この機会に買ってみてはどうでしょうか。

今シーズンはすでに終了してしまいましたが、2008年モデルは今後も続々リリースの予定です。ラインナップにはマルコ・アンドレッティのクローン・ウォーズ仕様や、ポール・トレイシーのサブウェイ・カラーなどレア!?なアイテムあるので、マルコ&トレイシー・ファンならずともぜひ手元に置いてみたい一台です。

次回はチャンプ・カーDP01のダイキャスト・モデルをご紹介します。