Kazuki Saito

韓国でミーティング

先週は小樽から帰ってきた後、韓国へ行ってきました。チャンプカー社長のスティーブ・ジョンソンと副社長のジョー・チュルネリックがソウルヘ来たので、会って来たのです。昨年の最終戦以来の再会で、二人とも相変わらず元気でした。
今回の目的は、小樽グランプリの現状報告と今後について、ミーティングすることです。現状としては、3回の地域説明会が無事に終わり、4月に警察へ道路使用許可の申請ができる目処が立ったということ。これに伴い、晴れてスポンサー獲得のための営業活動に専念できるという点です。
今後スポンサー獲得をどうやって進めていくのか、その方向性を二人に説明し、推進協議会からのリクエストも伝えました。もうすでに数社と話を進めているのですが、小樽グランプリは地域を再生するプロジェクトでもあり、現時点でも多くの賛同を得ているという点を、報告しました。
もうひとつ注目すべきは、世界中でも小樽にしかできないことがあるということで、それは客船からの観戦です。船からレースを見るのはモナコでも可能ですが、小樽の場合5万トンクラスの豪華客船から見ることができます。5万トンというのは、日本最大級の飛鳥のような船です。
飛鳥を検索して見てもらえば一目瞭然ですが、まさに動くホテルで、なんでも揃っています。世界一周クルーズなどを行うぐらいですから、当然と言えば当然なんですが、ぜひ世界中の客船を小樽に集めたいですね。レースを観戦できる埠頭は限られているので、決めるのは大変なことになりそうですが。
埠頭に停められなくても、沖で停泊することは可能だということなので、宿泊だけを船にするというのも可能でしょう。市街地レースの醍醐味は近くで観戦できることであり、レースファンのみなさんにはこちらのほうがお進めかも。小樽はホテルが少ないので、一石二鳥のアイデアです。
僕自身は客船でクルーズしたことがないので、想像でしか言えないのですが、スティーブは何度も経験しているようで、すぐにピンときたようでした。当日、CGで作ったイラストをもっていったのも、良かったと思います。小樽GPは日本では初めての市街地レースですが、世界でもここだけにしかできないことがあるというのは、とても重要なことです。
わずか3時間ほどのミーティングでしたが、あっという間でした。今後もチャンプ・カーは小樽をサポートしてくれるということで、非常に有意義な会合になったと思います。僕にとっては初めての韓国でしたが、いつものように観光などするひまがなく、一泊しただけで帰ってきました。韓国料理はホテルで食べたビビンバだけでしたが、とてもうまかったですね。

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朝起きて外を見たら、ソウルも雪が降っていました。