Hiroyuki Saito

季節の中で(2010年バージョン)

約半年ぶりに帰国しました。今年の日本の夏は聞くところによると、どうやらとってもあっぢぃ夏だったようで、僕が成田に到着したときの外気温が32度だったんだけど、それでもカリフォルニアの乾燥した気候に身体が慣れていたから、外でリムジンバスを待っていたら汗だくになりましたよ。
 
個人的には「これだ、これぇ。この蒸し暑さがいいんだなあ」って、日本の夏が恋しかった僕としてはなんだかうれしくてね。暑さのせいもありますが、汗を流しながら頬を少し緩ませていたちょっと怪しいおっさんでしたよ。
 
帰国してからの行く先々、例えば床屋で髪を切っていたときに隣で仕上げのマッサージを受けていたおじさんが言う今年の夏は「ほんと暑かった、異常だったね、毎年生い茂る庭の雑草が今年は暑くって水分が足りなかったみたいで枯れちゃったからね」なんて話を小耳に挟みました。心の中では(除草いらずでよかったんじゃね?)なんてポジテブに思うわけですが日本に居なかった自分としては、やはりどれほどの暑さだったのか今ひとつイメージが湧かないのですね。
 
多分、今年の第7戦テキサスの日中(確か34〜35度)くらいの暑さだったことにしておくと、それは暑いべなって思うわけですが、結局のところはレースの迫力は現場で観ないと分からないように、残念ながら日本の暑さもどれだけのものだったかよく分からないわけです。
 
僕としてはやはり残暑が厳しいのだと思っていたし、昨年も同じ時期に帰ってきて暑かったからサンダルと短パンを買いに行ったのですが、もう秋物がメインで売ってなくて後悔したのでね、その反省点を帰国前に思い出して今年は勢いで半ズボンを3本購入し、サンダルも持ってきました。
 

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しかし、帰国してからこの数日で事態は急変しました。東京は雨が降るたびに最高気温が下降し、夜なんかはもう半袖のシャツ、Tシャツだけだとちょっと肌寒いくらいです(9月16日現在)。もうね、今年の日本の夏は残念ながら連続ドラマでいう最終話ってところでもあり、そして秋という新シリーズがスタートするよってシトシトと降る雨が宣伝を始めているような状況です。
 
そして残念ながら、それほどというか、そんなに半ズボンは必要なかったようです。そう、3本も。となると、まだ暑いカリフォルニアに持って帰ることになるのでしょうが、来年もインディジャパンは同じ時期に開催されるとスケジュールの発表もあったのでね、1本くらいは置いていこうかなって、この時期の悩みは尽きないわけです。まあ、どうでもいいことですが。
 
ともあれ、いよいよというか、とうとう今週末インディジャパンが開催しますよ! 天気予報的には今週末の茂木町、晴れたり曇ったりですが雨の確率は低いようです。なんとか天候が崩れずに練習走行、予選、決勝と無事行われるといいですね。そして今年参戦する日本人ドライバーの3人の活躍を祈らずにはいられないモテギ出発前日の夜でした。
 
さあ、僕らにとってメインイベントがとなる忙しい週末が始まりますよ!