Hiroyuki Saito

K1 SPEED

年が明けてからのロサンゼルス近郊は天候もよく、暖かい日が続いていますよ。朝夕は10度前後、日中は22〜25度とスポーツをするにはもってこいこいな気候です。日本はまだまだ冬真っ盛りといった感じなんでしょうけど、こっちの冬は終わろうとしている雰囲気ですよ。
そんなカリフォルニアな天候の下ですからね、ゴルフでもいってくっか! ってな感じになるのが僕の単純な行動パターンですが、今回の休日はね、ぐっと堪えて前々から皆で行こうと話していたインドア・カートに行ってきたんです。
新年カート大会の集合場所となったのはK1 SPEEDというインドア・カート場です。何年か前、ロジャー安川に同じ名前のカート場に連れていってもらったことがあるのですが、そこはディズニーランドがあるアナハイムという街でした。

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そのK1 SPEEDが、なんと僕の住む街トーランスにも昨年できたんです。それじゃぁ、僕としてもこれまで多くのレースを撮影してきたし、ドライバーの気持ちを少しでも知るためにね、乗りに行かなきゃいけないなって思っていってきたわけですよ。
まぁ、撮影しているからって自分が速いのかっていうわけではないのですが、どんなコースでも撮影ポイントはわかるし(関係ないな)、カートは何度か乗ったことがあるし(実は数えるくらい)、レース業界に携わる人としてもね、一応自信はあるわけですよ(まったく根拠はないんですけど)。ただ、そのとき一緒に行った友達よりは乗りこなさねぇとなって思ってはいました。

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中に入ってみると、なんとそんな僕が撮影を始めたころに走行していたマシンが展示されていたんですよ。98年から99年にジル・ド・フェランが乗っていたマシンとレーシング・スーツです。状態もよくってなんかえらい懐かしいなって感慨深くなりましたよ。
そんな場内探索をしていると、今回、皆でカートに乗りに行こうと言い出したロジャー安川ファミリーも到着。ロジャーがまだ子供達をあやしている間に練習しておかないとって、早速、友達と1回目のタイム・アタックに挑んでみました。
トータルで14周走行した結果、7人中2位だったんですよ。まあまあかなって思っていたらトップは0.05秒差で一緒にいった友達でね。“おぬし、やるな”って、なぜか侍口調で思いながら、次は負けねぇぞ! って気持ちを引き締めて2回目のタイム・アタックに挑んだわけです。
でも、1回目のアタックで普段使わない筋肉、特に握力ですが、もう腕がパンパンに張っているわけですよ。足が短いのでアクセルを最後まで踏むとちょっとシートと背中に空間ができて、カーブのたびに骨盤をプラスチックのシートにガンガンぶつけてね、ちょっと痛くもなっています。

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と、言い訳を言っておかないと次の結果も書けないのでね。2回目のアタックになったのですが、このとき開始早々、大きな音がしてカートが自動的にスロー走行になり、イエロー・コーションになったんです。
なんだべ? ってゆっくり走っていると女性が運転するカートがヘアピンで紅白のプラスチック・ウォールに思いっきり突っ込んでいたんですよ。多分、ブレーキを踏むのが凄い遅れたんでしょうね。マシン側面から当たったみたいですが、プラスチックのウォールが彼女の肩に乗り上げていましたから。
なにぃ! って横目でその光景を見たあと、その場を通り過ぎたらレッド・フラッグになってマシンが自動的に停止。電動なのでどうやらすべてのカートをお店側がコントロールできるようです。これ、ほんとのコンクリート・ウォールだったら即死だったろうなって思う事故でしたが、彼女はケガもなく、無事だったようでタイム・アタックは再開しました。
そんなこともあったのですが、その後は一番にコースに出ていたので前が詰まることもなく、順調だったんです。ブレーキング・ポイントもわかってきたし、走行も実にスムーズ。これはちょっといいんじゃね? って思いながら最終ラップは自分でも満足するような走りができて終了。
電光掲示版には僕が友達よりも速いタイムで載っています。今回はロジャーも走ったからせめてこのグループで2〜3番目くらいじゃねぇとな。なんて思ってタイムと順位が書かれたプリントを受付にもらいに行きました。
改めて見たそのプリントには僕の順位が11人中6位と書かれています。なぬ? ってよく見ると電光掲示版のタイムは最終ラップのタイムでね、ロジャーより遅いのはわかりますが、一緒に走った二人の友達よりも実は遅かったんです……。

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この結果には正月早々がっかりしてね。もう1回タイム・アタックできたんだけど、ちょっと疲れちゃったからまた今度にするっていって、もう人生に疲れたような雰囲気で争いは嫌いだなって思いつつ、ロジャーの奥さんから渡されたビデオでロジャーと友達のタイム・アタックを撮影しましたよ。
でも、ほんとね、このカート場は面白いので、ぜひ、カリフォルニアに来た際は乗って欲しいなと思いますよ。受付の際にメールアドレスを登録すれば、あとでホームページから自分の結果やデータを見ることもできるようです。僕はメールアドレスを書くの忘れちゃったので見ることが出来ませんでしたが、今度登録しておこうと思っています。
いつかロジャーに勝つことを目標に(そのまえに友達)、皆に内緒で練習しに行こうと思う今日この頃です。はい。
次回は極寒のデトロイトで行われたオートショーの内容をお伝えしますよー。