半年振りの日本にいます。事務所付近ではまだ蝉の鳴き声が聞こえますよ。うれしいことに日本はまだ暑いです。まぁ、残暑が厳しいざんしょって言えるほど厳しくないのが残念っしょって感じです。夜になると蝉に代わって鈴虫の鳴き声が聞こえてくるので、どちらかというと秋口に向かっているような感じですかね。
もてぎが9月開催になると決まってからこの時期の日本を想像していました。まだ暑いのか、それとも涼しくなっているのか。実際はというと文頭に書いたとおり、なんとか夏の名残がありましたね。
カリフォルニアにいるときと同じ、半袖、短パンにサンダルといった格好ができる時期に日本にいるの、ほんと久しぶりなんです。この10年、日本の夏に居たことがあまり無かったので蒸し暑い日本の夏、そう金鳥の夏がちょと恋しかったんです。気候的にはなんとか間に合ったといった感じですが、夏のイベントごとはやはり終っているのでなんか物寂しさを感じてはいます。
さて、今週の月曜日に無事帰国しましたが今回もいろいろとありました。久しぶりに帰国するフライトって何事も無くスムーズに定刻どおりに出発して到着して欲しいものですが、近年、僕が乗る飛行機に関してはちょっと相性というかタイミングが悪いようです。
昨年はフライトがキャンセルになって、予定日より2日も遅れて帰国しました。今年こそは定刻どおりに頼みますよって思いながら搭乗すると、昨年と同様、予定の時間を過ぎてもなかなか出発しないんですね。
なにやら通信機器に故障が発生し、その修復をしているので出発が遅れているとのこと。1時間を過ぎると映画を観て待っていてと上映が始まり、その映画も終盤を迎えようとしたころになると、やっと航空会社は現場での修復を断念し、機体を変更するという決断を下しました。
観ていた映画も重要なシーンで前触れ無く終了し、やむを得ずその飛行機をあとにします。新しいゲートに向かい待つこと約30分。映画の内容も忘れかけた頃、新しい機体へとボーディングが始まり、準備が整ってやっと飛行機がアメリカの大地から離れたのは出発予定から4時間も経過したときでした。
まぁ、無事飛んだから良しとして、到着時間を改めて計算すると、午後8時30分なんですね。いつもは午後5時出発くらいのリムジンバスで東京の事務所近くまで帰っているのですが、バスがその時間帯にあるのかどうか判りません。
こればっかりは到着しなきゃわがんねぇって、さっきの映画の続きを観始めたのですが、やっぱり続きからではなく、最初から始まるので内容の3分の2はもう一度観なきゃいけないんですよね。だからって他の映画を観ていても、これも盛り上がる終盤でチャンネルを変えなきゃいけないのですから、イタチゴッコになってしまいますよ。
早送りも出来ないし、ただただ映像を垂れ流しにしていると睡魔が襲ってきます。飛行機に乗ると寝る身体になっているので、気がつくと飲み物とご飯の支給が始まっていて、あわててテーブルを倒して待っていると、映画もいい感じに内容が進んでいました。
食事も済み、映画はもうちょっとでさっきの重要なシーンへと近づいていました。すると、お腹もいっぱいになって満足したのでしょうね。映画よりも先に僕の瞳の幕がすっと閉じて、またまた眠りに入ってしまったのです。はっと目が覚めたら、映画が終わっています……。
やっちまいました。朝早く、なんとか起きたのにふっと二度寝して起きた気分です。そんなことより、また、その重要なシーンまで待たなければいけません。もう、こうなったらもうちょっとお酒飲んでまた寝て待つしかありません。しかし、そうタイミングよく起きられるもんでもないんですね。はっと起きたら重要なシーンというか、またまた映画が終わっています。
寝ては、やっちまった、ということを繰り返し、最後の上映でやっとその映画を観終えることに成功しましたよ。他の映画も観たかったという意味ではちょと残念でしたが。まぁ、そんなこんなで飛行機は日本列島へと着陸し、帰国することが出来ましたよ。
案の定、成田から出ているリムジンバスは終了しており、結局、成田エクスプレスと電車で、大きなスーツケースと機材の入ったキャリー・ケースを引き摺りながら帰ることになりました。結局、事務所に到着したのが午後11時50分。長い移動となりましたが、到着した日のうちにはなんとか辿り着くことが出来ましたよ。
来週は日本で発見した僕にとって目新しいものを紹介していきたいと思います。