Hiroyuki Saito

ラッキーなフロリダ寄航

開幕戦の舞台となったホームステッドからカリフォルニアに戻り、第2戦の地となるセント・ピーターズバーグに旅たつことになった当日の早朝、飛行機が遅れているというメールが僕の携帯電話のテキストメールに届きました。
どうなるかわからないので、一応オリジナルの出発時間に間に合うように家を出ました。チェックインすると、案の定出発が遅れています。デンバーで乗り継いでフロリダ州のタンパというセント・ピーターズバーグに近い都市の空港に向かうのですが、遅れているため乗り継ぎ時間が18分しかないというのです。
さすがに厳しいのでそのあとのフライトに変更できないかと頼むと、デンバーからタンパまでのフライトはオリジナルの出発時間から7時間後の午後7時発しかないというじゃありませんか。
しかも変更した場合、到着が午前12時を過ぎるということだったので、なんとかオリジナルのフライトにダッシュで乗れることを前提にチェックインしました。もう祈るしかありません。
ゲートに行くと、現場でいつも会うサンタモニカ在住のカメラマン、ダレルがいました。彼もまったく同じ旅程で、途方にくれていましたよ。といってもどうすることもできないので二人で待っているのですが、出発時間は遅れていくのです。
結局、一時間ほど遅れ、デンバーからタンパに出発するオリジナルのフライト出発時刻にちょうど到着することになりました。二人ともあきらめモードで、デンバーでディナーを食べていくしかないな。なんて話して搭乗しましたよ。

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無事デンバーに着くと、一応、出発時刻が書いてある電光掲示板を見てみました。案の定、もうそのフライトナンバー、時刻が表示されていないのです。あきらめていた矢先、僕の携帯電話に再びテキストメールが届きました。
ゲート番号と出発時間が書いてあり、なんと定刻より20分ほど遅れていたのです。悪あがきですが、こうなったらそのゲートに向かうしかありません。一緒に乗っていたダレルに伝えると、もう出発したよとあきらめており、トイレによってから行くと余裕のコメントが返ってきました。
今回、我がウエブサイトUS RACINGのスタッフが直行便で先についているので、何とか乗りたいという思いが働き、とりあえず、ダッシュでゲートに向かいました。
するとまだゲートが開いているではありませんか。乗り込もうと思ったのですが、ダレルがトイレによっています。こんな肝心なときに。しょうがないので「もう一人友達が乗るからまって!」と、いって通路側に戻るとダレルがてくてくと歩いてこっちに向かっていました。
早く来いとばかりにおもわず日本式の手招きをし(アメリカ人の手招きって手の甲を下に向けてカモンって感じにしなければならないのです。日本式だと手のひらを下に向けてこっちこいって感じですが、アメリカでは逆にあっちに行けという意味なんです。よく間違えます)、それでもダレルは状況がわかったらしく、こっちに向かって走り出しました。
なんとか二人ともオリジナルのフライトに乗ることができました。こんなラッキーなことはめったにありませんよ。日ごろの行いがよかったのでしょう。あ、僕じゃなくてダレルの行いですよ。
無事にタンパの空港でみなと会うこともでき、余裕を持って翌日の取材を迎えることができました。
心配していたダレルのチェックイン荷物もなんと同じ飛行機乗っていて(人間がその飛行機に乗れれば大概荷物も乗っているという法則を先輩から聞いたことはあります。確かではありませんが今回は適用)、取材初日に笑顔のダレルを見ることができました。
セント・ピーターズバーグのレースが終わったことで、2月から始まったフロリダ取材活動もやっと終焉を迎えました。しかし、カリフォルニアに戻ってきたのも束の間、明日には日本に旅立ちます。日本人にとってメインイベントとなるもてぎのレースが来週末ありますからね。
2ヶ月ぶりの日本、滞在期間はあまり長くありませんので、いろいろとやることが多く、気がつけばもてぎ、そしてロングビーチのレースのスタート待ち? って感じになるのでしょうね。がんばっていきたいと思います。