Hiroyuki Saito

Slept in….

久しぶりにやってしまいました。先日、武藤選手のインディ・カーのテスト走行がセブリングで行われたのですが、取材を終えてオーランドからロサンゼルスに帰る飛行機、寝坊して乗れませんでした。
武藤選手のテストは当初から18日だけの予定だったので、17日の夜、午後10時30分にロサンゼルス空港を出発して、オーランド空港に午前6時に到着する通称レッド・アイと呼ばれる夜間飛行に乗りました。
オーランド空港に到着し、外に出るとフロリダなのに白い息が出るほど寒いんです。暖かいだろうと思っていたので、それほど厚手のジャケットを着ておらず、到着早々今日の取材は厳しいものになるなと後悔です。
現地に移住した新井さん(US RACINGのスペシャルのコーナーで、コラムを書いていただいています)に迎えに来てもらい、早々と車に乗り込むとセブリングへ向かいました。
セブリングに入るといつも早朝出発のときに寄っているIHOP(The International House of Pancakes)で朝食を取りました。久しぶりとなるアメリカンな朝食です。個人的にはこのIHOPのBreakfastメニュー、嫌いじゃないです。

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典型的なアメリカの朝飯って感じで肉と卵焼き、そしてパンケーキといった感じで、朝から脂っこい肉とかシロップをかけたパンケーキみたいな甘いものなんて食えるかって感じなんですが、これが美味しいんですね。
また、フロリダはオレンジが有名ですからIHOPで飲むオレンジジュースも美味しいです。セブリングに向かう国道の脇にはオレンジ畑が多く、アメリカでも有名なオレンジジュース、Florida’s Natural(http://www.floridasnatural.com/ )の工場があるんです。

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まぁ、現地のオレンジを使っているのかはわかりませんが、道中に見てきたオレンジ畑が美味しさを引き出してくれます。僕の味覚は単純ですから、雰囲気とかに反応しやすいんでしょうね。
朝食後、セブリングのサーキットに到着し、早速取材を始めました。武藤選手のテスト内容はフォト&レポート(https://us-racing.net/modules/weblog0/details.php?blog_id=1427 )をぜひご覧ください。
お昼になってやっと気温も上昇し、午後5時ごろに取材を終えて、ホテルのある空港方面へと向かいました。それまでの道中は僕が運転したんですが、寝不足で眠くてしょうがなく、約2時間のドライブはとても過酷なものとなりました。
今回、一緒にロサンゼルスから来た先輩は、僕が寝てしまわないように助手席で寝ずに話しかけてきます。でも、話って尽きるもんですからね、ちょっと会話が途切れると大変です。あっという間に夢の世界です。
そこで、先輩も機転をきかせ、僕の趣味であるゴルフの話題に切り替えました。それでなんとか眠気も治まり(不思議なことに目が覚めるんですね)、なんとか空港近くのレストランへと到着しました。
夕食後、やっとホテルに着いたのですが、今回、事前にフロント・デスク近くの部屋を頼むことを、ホームページで予約するときに書き忘れたんです。フロント・デスク、またはロビー周辺でないとワイヤレスが入らないホテルって結構多いんですよ。これが朝起きられなかった原因のひとつでもありました。
基本的にホテルの予約はインターネットでするのですが、このときいろいろな注意点をチェックします。第一条件はハイスピード・インターネットが無料で使えること。状況にもよりますが、空港までのシャトルバスがあるか、スモーキングルームがあるかどうか、そして値段がリーズナブルかなど、すべての要素を総合的にチェックして予約します。
今回、僕が選んだのは空港から西に5マイルほどのQuality Innというホテルでした。以前、この系列のホテルでワイヤレス・インターネットが使えなかった苦い経験もありましたが、今回はまあ、大丈夫だろうとおもって予約したのです。でも心配は的中し、すべての部屋でワイヤレス・インターネットが使えるとホームページに書いてあったのにもかかわらず、僕らの部屋までワイヤレスは届いていませんでした。
今思えば、部屋を変えてもらえばよかったのかもしれませんが、その日はどうしようもなく疲れていたので、そこまで頭が回りませんでした。ホテルのロビーまでいくとやっとワイヤレスが入るので、しょうがなくロビーで仕事をすることになりました。
そんなことをしていたら、もう午前様。就寝できたのは午前2時くらいでしょうか。ロサンゼルスに戻る飛行機の出発時間が午前7時2分なので、朝4時30分には起床しなければいけません。
部屋にある目覚ましをちゃんとセットしました。携帯電話の目覚ましもセットしました。いつもは5分おきに3回なるように携帯電話の目覚ましをセットしているのですが、その日は疲れていたので、そこまですることができなかったんですね。
先輩も携帯の目覚ましをセットしていたのでどっちかは起きるだろうと思っていたのが間違いでした。
出発日の朝、目覚まし音以外というか自然に目が覚めるのって凄くビックリしますね。案の定、時計を見ると午前6時50分を表示しています。12分後には出発です。
諦めました。起きるのは遅かったくせに、諦めるのは早いもんです。どう考えても無理ですからね。
遅れてしまったものはしょうがないし、焦って空港にいってもどうなるか判らないので、先輩とホテルのコーンフレークを中心とした朝食をとり、コーヒーを飲みながらゆとりのある朝を過ごすことにしました。
午前9時頃、そろそろいくかって感じで空港に向かい、チェックインカウンターで事情を話すと、意外とすんなりロサンゼルス行きの席を確保することが出来ました。日頃の行いがよかったのかもしれません。そんなことないか。
とにかく、デンバーを経由して無事午後3時にはロサンゼルス空港に到着することが出来ました。
久しぶりの取材なのに、レッド・アイで現地に入り、1日だけ取材して翌日の早朝に飛行機に乗るという強行スケジュールだったのが、良くなかったのかもしれません。ホテルの環境も良くなかったし。
無理をするとつけが回ってくるんだなぁと思うフロリダからの帰航となりました。