Hiroyuki Saito

レースに関わる地域のイベント活動に思うこと

昨日の発表会にいって思い出したのですが、2年前のインディ・ジャパン300マイルのプロモーションでは、山手線の電車外側面にインディ・カーのマシンと大会名を描き、電車内には広告を入れて一定の期間運行する宣伝を行いました。昨年は有名なアニメーション製作会社に依頼し、インディ・カー・レースのアニメーションを製作。MTVともタイアップして放映するなど、子供達にも受け入れやすいプロモーションを行っていました。どちらも画期的でしたね。
さて、今年はどんなことをするのかと期待していたのですが、どうやら昨年までのような大々的なプロモーションは行われないようです。ちょっと残念に思っていたのですが、インディ・ジャパン300マイル・プレイベント実行委員会の方々が興味深いイベントを計画していました。
インディ・ジャパン300マイル・プレイベント実行委員会とは、宇都宮市、芳賀町、市貝町、茂木町といった4つの市町が参画して2005年に発足。インディ・ジャパン開催に向けて地域で盛り上げていきましょう、そして各市町の観光資源をレース観戦の際、それ以外でも足を運んでもらって満喫していただきましょうといったことを目的として活動しています。

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昨年からイベント活動を開始していますが、今年もインディフラッグの掲出、クラシック&スーパースポーツ2&4といったプレイベントを行います。インディフラッグは各市町の中心商店街や主要道路などの一部にイベント名を書いた旗を掲出。クラシック&スーパースポーツ2&4は、1975年以前のクラシックカー、ビンテージバイクなど約80台で宇都宮市からツインリンクもてぎまで走行し、地域住民への喚起を促すといったイベントです。他にもインディスタンプラリー、ショッピングカートレースといったイベントが行われます。地域の方々にとっても楽しみなイベントですね。

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やはり地元の方々の協力はレースイベントを行う際にとても重要です。レースを通して大勢の観光客が地方から集まるのですから、地元の活性化にはうってつけですね。ツインリンクもてぎのある茂木町を中心に宇都宮市までの各市町が、協力し地元を盛り上げようとしているのが今回よく分かりました。

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なんで自分のなかで実行委員会のイベントが気になったのかというと、やはり公道レース初開催に向けてがんばっている北海道小樽グランプリ推進協議会のことがあるからだと思います。小樽に行くと協議会の方々の努力というのがよく分かりますからね。
インディ・ジャパン300マイル・プレイベント実行委員会は、ツインリンクもてぎでのインディ・カー・レース開催があってスタートしたものですが、小樽の場合は活性化を目的としてチャンプ・カーを誘致しようとしています。発足の仕方は違いますが、共に地元を活性化させようという気持ちは同じだと思います。
チャンプ・カー開催に向け推進協議会の方々もいま一生懸命です。小樽GPの開催を成功させ、それをきっかけに札幌などの隣地する地域、そして大きく言えば北海道、日本が活性化すればいいですね!