Hiroyuki Saito

はじめが肝心。シート合わせは慎重に!

ドライバーにとって重要なシート合わせの最終チェックが行われるのも初テストならではの光景ですね。もちろん事前にチームの工場で予め合わせておきますが、実際に走行してからでる不具合も多いみたいです。

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テスト初日のガレージでは走行開始前、終了後にドライバーがシートの座り心地やアクセル、クラッチの位置などをチームクルーと共に細かく確認していました。
普段僕もクルマを運転しますが、やはり自分の運転しやすい位置にシートを合わせないと落ち着かないです。誰かが自分のクルマを運転してシートを動かしたりすると、また自分の定位置に調整するのが面倒だったりしますよね? 運転している人なら何度も経験があると思いますが・・・・・・。
ましてや時には350キロ以上も出るマシンで、長いときには3時間近くも走行するレーシング・カーのシートともなれば尚更です。ちょっとした負担が気になればレースにも集中できなくなるでしょう。また、クラッシュしたときに身体を守ってくれるのもシートです。ドライバーにとって一番重要なパーツです。

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初テストでのシート合わせは、ドライバーにとって大変重要な行事なんですね。ダニカもガレージで自分のシートをハンマーで叩いて微調整していましたよ。

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以前、ロジャー安川がアトランティック・シリーズに参戦することになって、ロサンゼルスから北西に3時間くらい走ったバトンウィロー・レース・パークで初テストを行いました。
その取材に行ったのですが、初テストということでシート合わせをしていたんです。その時に外されたシートをまじまじと見ることが出来ました。何で出来ているのか興味があったので聞いたらそのシートは細かい発泡スチロールのビーズ状のもので構成されていると話してくれました。

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見た目は重そうですが、発砲スチロールなので結構軽いんです。しかも強化されているので丈夫。ドライバーを守る最後の鎧とでもいうべきシートは意外なもので出来ているんですね。