先日ロサンゼルス空港の脇を通りかかったら、滑走路の脇の駐機スペースに、K.カルコーベン氏所有のガルフストリームと同系の機体がとまっているのが見えた。カルコーベンはいわずと知れたチャンプ・カー・ワールド・シリーズのオーナーのひとりで、愛用のガルフストリーム機を駆って世界中を飛び回っていることでも有名。彼の場合、移動の大半はこの愛機を使用しており、おそらく時間でいえば自動車での移動時間よりも圧倒的に長いはずだ。
現在所有しているこの機体は、ガルフストリーム社のラインアップのなかでも最新鋭のG-550という型で、数あるプライベート・ジェット機の中でも最新の電子装置と、最長の足(航続距離)を誇っているらしい。たとえば東京からだと、カルコーベンの生まれ故郷オーストラリアはもちろん、アジア全域から中東、ヨーロッパ、北アフリカ、北米・中米の全域までノンストップでの飛行が可能なのです。彼のようなビジネスマンにとっては、まさにうってつけの移動オフィスだろう。
昨年の3月にチャンプ・カー代表として、小樽でのシンポジウムの際は、旧型のG5で来日していましたが、千歳空港からアメリカへの帰り際に、「ヒロシ、お前もカリフォルニアにかえるのだろう。今から乗って帰るか?」と気軽に誘われてしまいました。さすがにそのときは乗って帰りませんでしたが、その2週間後に、チャンプ・カー主催のメディア・ツアーでカルコーベンのパートナーであるD.ペティット所有のG-500に乗せてももらい、そのあとも何度か同乗させていただく機会に恵まれました。
余談ですが、今日本のニュースで連日報道されているライブドア問題の渦中の人、ホリエモンもプライベートジェットを所有していて、国内外での移動に使用することもあるそうだが、話によると日本の空港での駐機・メンテナンス料金がとても高いので、いつもはロサンゼルス空港に置いてあるとか。
おっと、そうこうしているうちにSpeed TVでデイトナ24時間の中継がはじまっている。今年は過去最大のエントリー台数で、かなり盛り上がっているようですね。