<Champ Car World Series>
今シーズンすでに4レースで、セバスチャン・ブルデイ(#1マクドナルド・コスワース/DP01/ブリヂストン)が、隊列を率いてスタートし、このフランス人ドライバーはベルギーのゾルダー・サーキットでもポール・ポジションを獲得した。ブルデイは2.492マイルのサーキットを1分12秒821で駆け抜け、この歴史的なサーキットのコース・レコードを記録した。
この3度のチャンピオンは、4年連続でチャンプ・カー・タイトルを勝ち取る初めてのドライバーになろうとしており、今日ポール・ポジションを獲得したことで1点のチャンピオンシップ・ポイントを加えた。現在、ブルデイはヴァンダービルト・カップ争いで、予選3位となったロバート・ドーンボス(#14ミナルディ・チームUSAコスワース/DP01/ブリヂストン)に対し、38ポイントのリードを築いている。
メカニカル・トラブルによって昨日の予選を走ることが出来なかったドーンボスは、ルーキー・オブ・ザ・イヤー・ランキングでトップとなっているスピードを見せ、3番グリッドを獲得した。彼のタイムはチーム・オーストラリアのウィル・パワー(#5オージー・ヴィンヤーヅ・コスワース/DP01/ブリヂストン)より速かったが、オーストラリア人ドライバーのパワーは、金曜日の予選セッションで最速タイムをマークしているので2番手フロント・ローからスタートする。ブルデイとパワーがフロント・ローを分け合うのは、今シーズン4回目を記録した。
ブルーノ・ジュンケイラ(#19サニーズBBQコスワース/DP01/ブリヂストン)は、今シーズン・ベストの4番手からスタートし、デイル・コイン・レーシングにとっては1998年のロング・ビーチ以来のベスト・グリッドになった。
3列目にはルースポート/ロケットスポーツの二人、ジャスティン・ウイルソン(#9CDWコスワース/DP01/ブリヂストン)と、アレックス・タグリアーニ(#8ロケットスポーツ・コスワース/DP01/ブリヂストン)が並んだ。両ドライバーは金曜日の予選セッションから大きくポジションを上げ、彼らのセット・アップをゾルダー・サーキットに適応させている。
7番手からスタートするポール・トレイシー(#3インデック・コスワース/DP01/ブリヂストン)もまた、一晩で大きくポジションを上げた。彼はルーキーのシモン・パジノウ(#15オージー・ヴィンヤーヅ・コスワース/DP01/ブリヂストン)と4列目に並び、パジノウは金曜日に3番手タイムを出しながら、他のドライバーと同じだけ彼のタイムを上げることが出来なかった。
ルーキーのニール・ジャニ(#21レッド・ブル-ガルフストリーム・コスワース/DP01/ブリヂストン)は、9番手からスタートし、オリオール・セルビア(#7インデック・コスワース/DP01/ブリヂストン)がその後に続く。セルビアは金曜日の予選から1秒以上もタイム・アップした。
地元ヒーローのヤン・ヘイレン(#34グラフィプリント・コスワース/DP01/ブリヂストン)は、11番手スタート。このベルギー人ドライバーは、金曜日の朝に行われたプラクティスでマルチ・アクシデントに巻き込まれて走行できなかったが、彼のコンクエスト・チームは13時間をかけ、夜通しでヘイレンのDP01を修復した。
ファノス・リゾート・チャンプ・カー・ヨーロピアン・カップ・コンペティションの幕開けとなるチャンプ・カー・グランプリ・オブ・ベルギーは、日曜日の現地時間午後2時(アメリカ東部時間午前8時)にスタートする。レースの模様はアメリカではESPNクラシック、ヨーロッパではユーロスポーツ2で生中継を見ることが出来る。また、レース・ファンはチャンプ・カー・ワールド・シリーズの公式ウエブ・サイトwww.champcar.ws にあるレース・ディレクターを通じて視聴が可能だ。
トップ3インタビュー
セバスチャン・ブルデイ:「思っていたより少し苦戦したね。スタンダード・タイヤを履いたマクドナルドのマシンは、15分間のプラクティスではほんとうに良かった。レッド・タイヤに付け替えたときも簡単にタイムが上がり、かなり速かったけど少し渋滞に引っかかってしまった。いくつかミスも犯したが、お互いベストを尽くした中ではタイヤを接触させなかったよ」
ウィル・パワー:「今日の展開を考えると、昨日レッド・タイヤを使ってフロント・ローを確保していたことは、正しかったね。僕たちは明日のことを考えている。僕たちには優勝が必要だし、何も問題がなければすべてがうまくいくはずさ」
ロバート・ドーンボス:「今日はほんとうに良かったよ。このサーキットをチャンプ・カーでドライブするのはワクワクするね。かなり速く走れる。特にターン1とターン2は走るたびに速くなっていくんだ」