CHAMP CAR

チャンプ・カー・ワールド・シリーズ第10戦デンバー[初日]フォト&レポート

<US-RACING>

画像

今にも雨が降り出しそうだったため、開始と同時に全車がコースイン。初日は最初からハイテンションなクオリファイとなった。前回のサンノゼでレース中にペナルティを受け、後退を余儀なくされたオールメンディンガーは、なんとかチャンピオン争いに復帰したいところ。みごと初日のトップ・タイムをマークしてみせた。もはや途中から移籍したような雰囲気はなく、あっという間に馴染んだオールメンディンガー。「フォーサイスは去年もここでよかったし、最初からいいスタートを切れたのもチームのおかげだね。このまま調子を維持していきたいと思う」と新しいチームを絶賛し、良好な関係を築いている。シーズン終盤に向けて、ヤング・アメリカンの追い上げを期待したい。

画像

前回のサンノゼで場外乱闘を演じたトレイシーとタグリアーニ。トレイシーは今回クラッシュで最下位だったのに対し、タグリアーニは2番手と好スタートを切ることができた。「とてもハッピーだ。あの週末は表彰台に乗れそうだったのに、非常に不運な展開となったからね。ここに来るまで、この2週間はほんとうに大変だったよ。マシンを修理するためにクルーは夜も昼もがんばってたんだ。初日の出だしでトップ3に入れたことで、加速が付くと思う。チームの士気もぐっと上がるはずさ」とタグリアーニは大喜びだ。来年から新しいシャシーになるため、この時期になって新しいローラのパーツを購入するのは、チームにとっても辛いところだったという。何とか結果にして欲しいところだ。

画像

ロードアメリカのテストでダ・マッタがアクシデントに見舞われたことにより、ウイルソン1台のみの参戦となったルースポート。初日の予選は4位に終わった。地元デンバーのチーム(ミシシッピー川よりも西に本拠地を置くのはルースポートのみ)で、多くの関係者が集まることになっていただけに少しさびしい週末となったが、現在ランキング2位のウイルソンは新ヘルメットのデザインを、このデンバーに持ち込んだ。実はこのデザイン、デンバーのボーイズ&ガールズ・クラブのコンテストによって決まったもので、コロラド山脈の地平線と夕日をモチーフにしている。地元の子供たちの注目を集めているウイルソン。レース後このヘルメットはオークションにかけられる予定だ。

画像

第9戦のサンノゼで久々の表彰台に上がったダ・マッタが、先週ロードアメリカで行われたオープンテストでコース上に迷い込んだ野生の鹿と衝突して頭部に重傷を負ったことは非常にショッキングなニュースだった。金曜日の第一プラクティス前に、ルースポートとチャンプ・カー担当医師から経過報告があった。現在昏睡状態にある状況には変わりはなく、言葉による意思伝達も確認されていないものの、僅かながら物理的な刺激に対する反応を示すなど、少しずつ容体は良い方向へと向かっているとのことらしい。ダ・マッタの意識が一刻も早く戻ることを願うばかりだ。