CHAMP CAR

アメリカ人のA.J.オールメンディンガーがモルソン・グランプリ・オブ・トロント初日のチャンプ・カー予選をリードし、タイトル争いを継続


アメリカン・レーシングの申し子、A.J.オールメンディンガー(#7インデック・フォード‐コスワース/ローラ/ブリヂストン)が、ブリヂストン・プレゼンツ・ザ・チャンプ・カー・ワールド・シリーズ・パワード・バイ・フォードのランキング・トップへ向けて着実に前進し続けている。彼は今日のモルソン・グランプリ・オブ・トロントでのオープニング・セッションにおいて、3戦連続で予選セッションをリードして見せた。
オールメンディンガーは1.755マイルのエギジビション・プレイス・ストリート・サーキットで、58秒621の最速ラップを叩き出して予選初日をリード。元ルースポートのチームメイトであるジャスティン・ウイルソン(#9CDWフォード‐コスワース/ローラ/ブリヂストン)を、コンマ2秒差で打ち負かし、この週末最初のチャンピオンシップ・ポイントを獲得した。ネルソン・フィリップ(#34CTEレーシング‐HVMフォード‐コスワース/ローラ/ブリヂストン)は、セッションの終盤に59秒203のタイムを記録し、地元で大人気のポール・トレイシー(#3インデック・フォード‐コスワース/ローラ/ブリヂストン)から3位のポジションを奪った。
ちょうど昨日、インディアナポリスに本拠地を置くフォーサイス・チャンピオンシップ・レーシングとの契約延長にサインをしたこのドライバーは、大胆な戦略と新しいレッド・リム・オルタネート・ブリヂストン・ポテンザを用い、30分ある予選セッションの中盤過ぎに、めずらしくコース上のマシンが少なくなったところでアドバンテージを得た。
オールメンディンガーはファースト・スティント後にピット・インした最初のドライバーの一人で、他のドライバーが最初のセットのタイヤでタイムを記録している中、5周目にピット・インする。ピットで待機していたオールメンディンガーと彼のチームは、すべてのマシンがピット・インすることを見越し、他のドライバーがセカンド・スティントに出る前にアタックを決断した。
“僕のエンジニアは、コース・インするのか、それとも待機するのかを僕に聞いてきた。他のマシンが周回を重ねるごとにトラックの状況は良くなっていたけど、セッションはまだ10分しか過ぎていなかったからね” とオールメンディンガーは言う。“でも僕たちはアタックに出て、クリア・ラップのアドバンテージを得ることを決断した。僕たちはクリーンなラップを3周も走れたんだ”
その時点でオールメンディンガーのタイムは、ウィルソンのタイムよりもコンマ5秒も速く、このイギリス人はすぐにその差を詰めにかかる。オールメンディンガーやトレイシーと同様に、ウイルソンもセカンド・スティントをオルタネート・タイヤでコース・イン。しかし遅い車につかまってしまい、フルにアドバンテージを活かすことができなかった。
ウイルソンは今日のセッションで走った14周の11周目に、前述の通りコンマ2秒までその差を詰めることができたが、その後の3周でタイムを塗り替えることができず、昨年のモルソン・グランプリ・オブ・トロント覇者は2位となった。
フィリップは終盤の鋭い走りで3位へと駆け上がり、3年目のチャンプ・カー・キャリアでベストの予選結果を記録した。与えられた15周の予選ラップを使い切った4人のドライバーの一人であるフィリップは、13周目に彼の最速ラップを叩き出してセッションの残り2分でトレイシーをかわしたのである。
2度トロントを制しているトレイシーは、セッションの最終ラップでベスト・タイムを出した数人のドライバーの一人で、59秒274を記録。トレイシーはセッションが13分をまわったところでリーダーとなるが、最終的に4位へ後退した。彼はチャンピオンシップ・リーダーであるセバスチャン・ブルデイ(#1マクドナルド・フォード‐コスワース/ローラ/ブリヂストン)の前の4位を獲得。ブルデイは5位でこの日を終える。
ブルデイはファースト・スティントではトップ4にいたが、過去2度にわたってトロントでポールを獲得したドライバーはセカンド・スティントを行わない選択をし、59秒313のタイムで5位に終わった。2002年のトロント覇者であるクリスチアーノ・ダ・マッタ(#10ルースポート・フォード‐コスワース/ローラ/ブリヂストン)は6位に入り、ブルーノ・ジュンケイラ(#2ホール・イン・ザ・ウォール・キャンプス・フォード‐コスワース/ローラ/ブリヂストン)とオリオール・セルビア(#6ベル・マイクロ・フォード‐コスワース/ローラ/ブリヂストン)がそれに続く。
チャールズ・ズウォルスマン(#34マイ-ジャック・フォード‐コスワース/ローラ/ブリヂストン)は予選初日でルーキー中トップとなる。彼は15周の最終ラップでトップ10まで駆け上がり、60秒387で10位に入った。ロシュフランズ・ルーキー・オブ・ザ・イヤーのポイント・リーダーであるダン・クラーク(#14CTEレーシング‐HVMフォード‐コスワース/ローラ/ブリヂストン)は、全体で14位、ルーキーの中では3位となった。