CHAMP CAR

●チャンプ・カー・ワールド・シリーズ第7戦エドモントン【2日目】フォト&レポート

<US-RACING>

画像

「この結果には驚くよね。先週起きたことを考えれば、なおさらだ」と初ポール・ポジションを獲得したオールメンディンガーは大喜び。先週のトロントでは終盤にクラッシュを喫し、痛恨のリタイアに終わっていたのだ。「今日は4周しただけでトップになれたんだけど、いつもはこんなにうまくいかないよ。今日のセッションはほんとうにクレイジーだった。ポール(トレイシー)も言ったけど、みんな走りたかったのに、最後まで待たなければならなかったからね。多くのアクシデントが発生して、最終的には僕らの望む結果になったんだ。明日は初めてポールからスタートして、リードしたままターン1に入るよ。すごくエキサイトすると思うね!」。史上167番目のポール・ウイナーとなったオールメンディンガー。明日の88周のレースで待望の初優勝を遂げ、エドモントンの初代ウイナーになることができるか。

画像

「正直、がっかりだよ。僕らが望んだようにはならなかったね」。昨日終了間際でオールメンディンガーにトップを奪われていたウイルソンは、この最終予選でトップ・タイムを叩き出し、ワンポイントをものにするはずだった。雨で路面が悪化し、昨日のタイムを上回ることができないとしても、トップだけは取りたい。その走りは気迫に満ちたアグレッシブなものだったが、少し冷静さに欠けてしまったか。グロックと接触を喫して赤旗の原因となり、それ以上のアタックができなくなったしまった。「セバスチャンとギャップを作ろうと思ってスピードをダウンしたら、ティモ(グロック)がパスしていった。その後、彼がターン5でインに入れずにスローダウンしたから、もうアタックはやめたと思ったんだけど、次のターンでインに入ってきたんだよ。彼は僕を通してくれると思ったのが間違いだったね」。明日のレースでは、最大のライバルとも言うべきチームメイトとのバトルとなるだろう。元F1ドライバーとして、なんとしても負けられない相手だ。

画像

記者会見の席で、「現役のアメリカン・オープン・ホイール・レーシング・ドライバーで、最多勝利となる30勝の記録を持つポール・トレイシーです」と紹介されたまでは良かったが、本人は「すごいねぇ。俺も今まで知らなかったよ」と記録などまったく気にしていない様子。まさにトレイシーらしい。「知ってのとおり、今日は待ちすぎだよね。AJのタイムを上回ることができたかどうかは解らないけど、タイムはいい感じで上がっていったし、もう少し時間が欲しかった。2回目はレッド・タイヤで行くことになってたしね。今日も大勢のファンが来てくれたけど、別に驚かなかったよ。ここでホッケーをやるときは、0度以下の中でも6万人が来るんだ。この週末はみんなに素晴らしいショーを見てもらうことができて、ハッピーさ。ビールもいっぱい売れるんじゃないかな」

画像

明日のレースを4番グリッドからスタートすることになったセルビアは、「このコースは他のどこともまったく違う。3周しただけでも大変なのに、明日のレースで88周をノーミスで走るのは、とてもチャレンジングなことだよ」とエドモントンのコースについて語る。「肉体的にも、精神的にもついらいコース」ということだが、前回目前で果たせなかった初優勝を、今回は手に入れることができるだろうか。一方、チームメイトのボウデイは絶不調で、10番グリッドと後方からの追い上げになってしまった。「昨日の朝はトップだったし、クルマはとてもよかった。それだけに昨日の予選でのミスが悔やしいよ。今日も結局赤旗で、十分に実力を発揮できなかった」。明日のレースでは本来の実力を発揮できるだろうか。