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●チャンプ・カー・ワールド・シリーズ第5戦クリーブランド【決勝日】フォト&レポート

<US-RACING>

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昨年もポール・ポジションを獲得したが、スタート時のターン1でウイルソンと接触してリタイアに終わったトレイシー。今年は無事にトップでターン1を通過すると、91周中計46周のリード・ラップを刻み、見事ポール・トゥ・ウインを飾ることに成功した。1993年以来のクリーブランド優勝で、今シーズン2勝目を飾ったトレイシーはポイント・ランキングでボウデイを1ポイント上回り、ランキング・トップに躍進。今回がちょうど10回目のポール・トゥ・ウインで、キャリア30勝目を達成したことになる。「クレイジーなレースだったね。ピット・ストップのたびに順位が変わって、トップをキープするのが難しかったよ。でもチームがピット・ストップで良い仕事をしてくれたから、とてもうまくいった。自分のホームタウンのレース、トロントに向けて良い弾みがついたね」と、レース後に語ったトレイシー。次のトロントは2003年にトレイシー、2004年はボウデイが優勝している。現在ランキングを争っているこの二人が、トロントでどんな戦いをみせるか楽しみだ。

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快晴となったクリーブランドは例年どおり蒸し暑く、ウォーム・アップ走行が始まった10時の時点で気温29度となった。午後2時にレースがスタートしてからは32度まで上昇。昨日までいたリッチモンドより蒸し暑い一日となった。3日間で89