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チャンプ・カー・ワールド・シリーズ 第6戦 トロント【初日】レポート

<US-RACING>
■地元の期待に応えたトレイシーが初日暫定ポールを獲得

チャンプカー第6戦のトロント初日、金曜日の午後に行われた第1予選で、昨年ポール・トゥ・ウィンをきめているトレイシーが暫定ポール・ポジションを獲得した。午前中のプラクティスでは2番手のタイムと初日からまずまずの仕上がりを見せていたトレイシーは、予選タイム・アタックの6周目で 59.407秒を記録。2番手のボウデイに0.003秒の僅差と迫られながらもディフェンディング・チャンピオンの意地を見せた。

■プラクティス1
午前10時、曇り空の下グリーン・フラッグが振られて1時間半の第1プラクティスがスタートした。気温は19度、路面温度は22度のコンディションの中、続々とマシンがコースインしてゆく。最初にイニシアチブをとって積極的に走りこむ。20分が経過した時点での順位はヴァッサー、オールメンディンガー、ウイルソン、ジョルダイン、ハバーフェルド。

自らの最速タイムを60.870秒へと更新したヴァッサーだったが開始から42分、ターン8で単独スピンしてコース上にストール。スペラフィコも同じターン 8でコースアウトして停止。ここでレッド・フラッグが提示されてプラクティスが一時中断となる。3分後にグリーン・フラッグで再開。カーパンティエが 60.726秒と最速ラップを記録すると、すかさずチーム・メイトのトレイシーが60.312秒でこれを交してトップに立つ。

残り時間が20分を切ったところで、カーパンティエが60.125秒とトップ・タイムを短縮。さらに残り時間10分でトレイシーとドミンゲスのマシンが軽く接触してトレイシーがターン3のコース上でマシンをストールしたため、再びレッド・フラッグとなる。両者は”8分間ペナルティ”を科せられ、トレイシーのマシンはフロント・サスペンションを破損しそのままコンクリート・ウォールの裏でセッション終了を待つことになる。

セッション終了まで7分のところでグリーン・フラッグが振られてプラクティスが再開となり、ルーキーのウイルソンとオールメンディンガーがトップ5に上がったところでタイムアップ。11時30分にチェッカード・フラッグが振られてプラクティスは終了する。順位はカーパンティエ、トレイシー、ヴァッサー、ウイルソン、オールメンディンガーのオーダーという結果。

■第1予選
午後2時、やや気温が上昇したものの相変わらず曇り空のまま第1予選がスタート。まずは15分間のオープン・プラクティスから開始となる。このプラクティスでもカーパンティエが唯一人平均時速105マイルを超える60.249秒でトップ。2番手はチーム・メイトのトレイシー、以下ジョルダイン、ヴァッサー、ハンター-レイと続いた。

2時25分、10分間のインターバルを挟み、いよいよ35分間の第1予選タイム・アタックがスタート。開始から12分が経過したところでドミンゲスが一旦トップに立つと、その直後にチーム・メイトのハンター-レイがこの日最速のタイムとなる60.058秒をマークして暫定トップに立つ。

開始から20分が経過した2時45分、ボウデイが4周目のアタックで59.559秒のタイムを記録して暫定トップに。ジュンケイラも2番手につけニューマン/ハースが好調ぶりを見せる。しかしその1分後、トレイシーが6周目のアタックで59.407秒を叩き出して一躍タイムチャートのトップに躍り出る。

これに応えてジュンケイラが59.488秒とタイムを縮めて2番手につける。さらに残り時間1分のところで、ボウデイがトレイシーのタイムに僅か 0.003秒と迫る59.410秒をマークするが今一歩及ばず。一方ジュンケイラも最後のラップでベスト・タイムを更新するかにみえる走りを披露するが、タイム・アタックを終えてスロー走行中だったカーパンティエのマシンに引っかかってしまいタイムの更新ならず。この件でカーパンティエはオフィシャルからペナルティを科せられ、8番手に匹敵する最速タイムを剥奪され10番手に下がる。

結局トレイシーがトップ・タイムを維持したまま第1予選は終了。2番手ボウデイ、3番手ジュンケイラで、4番手にはルーキー・トップのウイルソンがつけた。暫定ポール・ポジションを獲得したトレイシーは、翌日土曜日の最終予選の結果に関らずフロント・ローをギャランティされ、さらにチャンピオンシップ・ポイント1点を追加。ランキングでタグリアーニと並ぶ合計86ポイントの4位タイとなった。