<US-RACING>
BRIDGESTONE PRESENTS THE CHAMP CAR WORLD SERIES POWERED BY FORD Round 9 ブリジストン・プレゼンツ・ザ・チャンプカー・ワールド・シリーズ・パワード・バイ・フォード 第9戦 U.S. Bank Presents The Cleveland Grand Prix U.S.バンク・プレゼンツ・クリーブランド・グランプリ
■開催地:オハイオ州クリーブランド ■レース・トラック:バーク・レイクフロント空港内特設コース ■コース全長:2.106マイル、テンポラリー・ロード・コース(約3.389km/1周) ■決勝レース:115周/242.190マイル(387.5040km) ■コース・レコード: 56.417秒/134.385マイル(1998年ジミー・バッサー) ■昨年のポール・タイム:57.040秒/132.917マイル(クリスチアーノ・ダ・マッタ)
●CART史上初となるロードコースでのナイトレース 西海岸での2連戦を経て、第9戦の舞台となるのはオハイオ州クリーブランドのバーク・レイクフロント・エアポート。クリーブランドはアメリカ五大湖のひとつ、エリー湖岸にある大都市で、ニューヨークとシカゴのちょうど中間に位置する。空港の滑走路と誘導路を利用して開催されるレースはシリーズの名物と言っても良く、今年で22回目を迎えた。CART史上初のナイトレースとなったミルウォーキーに続く今シーズン2度目のナイトイベントだが、このようなロードコースでは初めてのことだ。 ●ライトアップされる空港の滑走路でのレースが見モノ ダウンタウンの中心地から、車で5分とかからない場所にある空港。コースは滑走路と誘導路を組み合わせた10のターンで構成されるテンポラリー特設コースだ。ランオフエリアの広いターンが多いことから、走る感覚は常設ロードコースに近いが、とうぜんのごとくアップ・ダウンのないフラットなコースとなる。滑走路の路面は水はけを良くするためにカマボコのように中心部が盛り上がっており、細かい溝が切ってある上に継ぎ目のバンプも大きい。滑走路の利点はコース幅の広さで、バッシング・ポイントも多いために毎年エキサイティングなレース展開となる。
ダウンタウンなどのストリートを舞台とした、通常の特設コースとは異なるドライビング・テクニックが要求されるクリーブランド。今回1周2.106マイルのコースがすべて照明に照らし出されるのはとても興味ぶかく、アメリカ独立記念日の週末だけに大掛かりな花火も予定されている。コースサイドに仮設された観客席の一部からはコースが一望でき、非常にエキサイティングな週末になりそうだ。
●ダ・マッタが5連勝目前でリタイアし、カーパンティエが優勝した昨年 昨年はダ・マッタがポールポジションを獲得したが、前代未聞の5連勝の大記録がかかったレースでダ・マッタのマシンにトラブルが発生し、無念のリタイアとなってしまう。替わってトップに立ったのはカーパンティエで、ロードコースでの初優勝(通算2度目の優勝)を飾った。2位にはアンドレッティが入り、3位はトレイシーが入っている。
●前戦はフェルナンデスが優勝、ポイント争いも熾烈に 第8戦のポートランドでは、フェルナンデスがチーム設立以来念願の初優勝を獲得。ポイントリーダーの座には、2位に入ったトレイシーが返り咲いた。3位はメキシコ・モンテレイ以来となる2度目の表彰台を獲得したタグリアーニで、この3人が好調を維持できるかどうか。ポイントはトレイシーと2位ジュンケイラが4ポイント差、2位と3位ジョルダインとの差も同じで、こちらも接戦となっている。
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