<US-RACING>
BRIDGESTONE PRESENTS THE CHAMP CAR WORLD SERIES POWERED BY FORD Round 7 ブリジストン・プレゼンツ・ザ・チャンプカー・ワールド・シリーズ・パワード・バイ・フォード 第7戦 Grand Prix of Monterey グランプリ・モントレイ ■開催地:カリフォルニア州モントレー ■レース・トラック:マツダ・レースウエイ・ラグナ・セカ ■コース全長:2.238マイル、パーマネント・ロードコース(約3.6km/1周) ■決勝レース:87周/194.706マイル(311.5296キロ) ■コース・レコード: 67.722秒/118.969マイル(2000年エリオ・カストロネベス)
●今シーズン3度目のロード・コース シリーズ第7戦は左回り11のターンで構成されるラグナ・セカ。コース内での標高差がシリーズのロード・コースの中で特に大きく、ターン7からターン8にかけていっきに駆け下りる“コークスクリュー”は、モントレーの地形をうまく利用した名物コーナーだ。長年にわたってシリーズの終盤に組まれていたが、昨年よりシーズンの序盤に開催されている。今年で開設46年目、CARTが開催されて21回目となる今年はピットに新しいガレージとスイートが設置された。 ●カリフォルニア屈指のリゾート地、モントレー サンフランシスコから車で2時間ほど海岸沿いを南下すると、サーキットのあるモントレーに到着する。太平洋のモントレー湾にのぞむ港湾都市のモントレーは、カリフォルニアでも美しい景観をもつリゾート地のひとつ。モントレーベイ水族館、スタントンセンター(海事・歴史博物館)、モントレーベニンシュラ美術館など、数々の観光スポットがある。日本でも知られるペブルビーチのゴルフコースや、ワイナリーがあることでも有名だ。
●ハイスピードコーナー中心のセットアップ セッティングに関してはハイスピード・コーナーが多いことから、コーナリングでのダウンフォースが重要となる。そのような高速コーナーと、コークスクリューや最終ターンといった低速コーナーにおいて、両方のセッティングをバランスよく取ることが実に難しい。また、バッシング・ポイントが少なく、レースでのポジションアップは難しいため、予選の順位がレースの勝敗に大きく関係してくる。
●昨年はダ・マッタが初めてポール・トゥ・ウイン オフ・シーズンのスプリングトレーニングから好調だったダ・マッタがポールポジションを獲得。レースではチームメイトのフィッティパルディに19.087秒もの大差をつけて優勝し、ニューマン/ハース・レーシングのワンツーとなった。ブラックが3位に入り、トヨタがシリーズ参戦以来初めて表彰台を独占している。
●ミルウォーキーで初優勝を決めたジョルダインがポイントリーダー 前戦のショートオーバル、ミルウォーキーで、チャンプカー参戦8年目(126戦目)にして悲願の初優勝を挙げたジョルダイン。ランキングでも見事ポイントリーダーに輝き、2位はこの3戦不運が続いたトレイシー、3位はまだ優勝がないものの確実にフィニッシュしているジュンケイラとなっている。これまでのロード・コースではトレイシー(モンテレイ)と、ボウデイ(ブランズ・ハッチ)が優勝。新ウイナーの登場となるか。
●ハータが復活し、インディ・ライツ優勝経験のあるボスも参戦 ラグナ・セカ・マイスターとして知られるブライアン・ハータがルマリエの代わりにPKレーシングから参戦することになった。先週末の初めてIRL(テキサス)で5位に入ったハータは、本来今週末のパイクスピークも参戦することになっていたが、フランキッティのカムバックが決まったことでCARTへの参戦が可能となった。1997年から3年連続ポール、1998年から2連覇を成し遂げているハータの活躍に注目が集まる。
ハータの他にも、デイル・コインレーシングからサレスの代わりにジェフ・ボスが参戦。ボスは1997年から2000年にかけてインディ・ライツを戦ってきた経歴を持ち、1999年のトロントではポール・トゥ・ウインを達成している。これでアメリカ人ドライバーが全部で4人となり、地元のファンの期待も高まるだろう。ちなみに今回のグランド・マーシャルは、ラグナ・セカで4度の優勝経験をもつボビー・レイホールが務める。 |
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