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チャンプ・カー・ワールド・シリーズ 第6戦 ミルウォーキー【二日目】フォト&レポート

<US-RACING>
Photo&Report by Hiroyuki Saito

 3回目の練習走行でトップだったタグリアーニが、これまでのプラクティスの総合でトップとなった。予選が雨で中止となったため、タグリアーニがポールポジションからスタートすることになる。チームとしては初めてのポールポジション、タグリアーニにとっては自身4度目、2001年のフォンタナ以来となった。

 夕方5時に始まったバーバー・ダッジの予選が終了するまでは、青空が広がっていたミルウォーキー。しかし、雲が空を覆い始めたかとおもうと、7時頃から大粒の雨が降り出す。予選開始時間に近づくにつれて雨足が弱くなるが、予定されていた8時15分に行うことが出来ず、さらに強く降りだしたことで中止になることが決定した。ザ・ミルウォーキー・マイルは100周年を期にグランドスタンドの改修工事を実施。今日のような急な雨のときに役立ったメイングランドの屋根が無くなってしまったのは寂しいが、リニューアルしたコースはこれからも偉大な歴史を築いていくだろう。

 現在IRLに参戦しているアル・アンサーJr.の息子、その名もアル・アンサーがバーバー・ダッジ・プロシリーズに参戦している。今日の予選では17位となったアンサー。周囲からの期待は大きいが、なかなかその期待に応えることができない。父親のように様々なプレッシャーに打ち勝つことが出来れば、きっと強いドライバーとなるだろう。

 今回はバーバー・ダッジ・プロシリーズの第3戦がサポートイベントとして行われている。初めてのオーバルコースでのレースとなるレーサー鹿島は、初日のプラクティスで11番手を獲得。2日目、さらなるポジションアップに期待がかかった予選では、初めてとなるシングルカークオリファイに戸惑い、アクセルを踏み切ることができずに19番手となった。トップからは約1秒離れているが、明日のレースでは上位入賞に期待したい。