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CARTチャンピオンシップ・シリーズ 第5戦 もてぎ フォト&レポート

<US-RACING>
Photo&Report by Hiroyuki Saito

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25台のチャンプカーがこのツインリンクもてぎに集結。 シリーズ第5戦となる“ファイアストン・ファイアホーク500”が開催を迎えた。 日本唯一の1.5マイルオーバルで、今年も白熱したレースが展開されるだろう。

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もてぎのロードコースは昨年のフォーミュラーニッポンで優勝していた高木選手だが、オーバルコースは今回初めて。 初日総合順位で19位となった。 ちなみにこのもてぎではトヨタの全車に、昨年まで予選用として使用されていた片バンクターボエンジンが搭載されている。 今年のもてぎではレースでもこのエンジンを使用するらしいが、はたしてどんな結果になるか?

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午後のプラクティス終了後、チームメイトのフェルナンデスと一緒に、クルーとミーティングを行う中野選手。 午前の練習走行では16番手だったが、午後のプラクティスで12番手まで順位を上げ、初日の総合順位で13番手に。 明日はテキサスの予選5位のように上位獲得を狙う。

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初日総合順位でトップとなったカナーンを中心に記者会見が行われた。 2番手は午後のプラクティスでトップタイムを記録したカストロネベス。 ワンツーがホンダ/レイナード、そしてトヨタ/ローラのトップタイムを記録したダ・マッタが3番手に。 3人のヤング・ブラジリアンがこのもてぎでトップスリーとなった。

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プラクティスが終了し、ドライバーがピットからチーム・テントに戻るまでの間がサインを書いてもらう絶好のチャンス。ドライバーがファンに対してフレンドリーなのがCARTの魅力のひとつだけど、サインを書いてもらったら “サンキュー”の一言を忘れずに!

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オーバルに反響するエグゾーストノート。手に汗握る展開に身を乗り出す観客。絶好のレース日和となった予選日は、中野、高木の日本人ドライバーに対する期待感もあってか、2万1000人の観客を集めた。なんと、前年比40%増! ホンダの活躍がファンの期待に応えた。

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シングル・サイド・ターボを装備したトヨタ勢で唯一気を吐いたのはルーキーのジュンケイラ。ホンダ勢がひしめく上位圏内で5番手をつかみ取った。トヨタは決勝レース用エンジンを用いて予選を戦い、レースで巻き返す戦略をとる。果たして吉と出るか──。

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この2日間のプラクティスで常に上位にいたカストロネベスが、今シーズン2度目となるポール・ポジションを獲得。 いままでにロード・コースとストリート・コースでポール・トゥ・ウィンを成し遂げているが、果たしてオーバル・コースで3度目を達成するか

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予選終了直後に開かれた記者会見では、3人のドライバーがそれぞれの流儀で喜びを表現した。顔いっぱいに笑顔を満たしているのはカストロネベス。それもそのはず、彼にとってオーバルコースでのポールポジションは99年以来、2度目のこと。澄まし顔のフランキッティにとって、予選2番手は今シーズンのキャリア・ベスト。ピットレーンの速度違反によるペナルティで、タイム計測を1周奪われたド・フェランだが、彼は残りの1周に懇親の力を込め見事3番手をゲット。それゆえのホッとした表情か。

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予選後、16時45分から開催されたサイン会には、大勢のファンが詰めかけた。CARTの名物イベントも、もてぎでの開催4年目を迎えて定着したよう。ドライバーとのふれあいを体験したファンがファンを呼び、来年はもっと多くのファンがもてぎを訪れる。そんな雰囲気を感じさせるほどの活況だった。

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地元ドライバーに対する必然で、超過密なスケジュールを余儀なくされる日本人ドライバー。中野信治は計器盤が故障するアクシデントでシフトアップのタイミングがつかめず、勘を頼りにシフト操作をして13番手。「もうコンマ1か2は上げられた」と唇をかむ。高木虎之介は難関のターン3を攻めきれずに24番手と苦渋をなめた。決勝レースへの挽回に期待!

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スタート前のセレモニーで、アメリカンバイクが日本一似合う芸能人、岩城滉一とヒロミを筆頭にコースを一周。ホンダの本格的アメリカンバイクVALKYRIEに乗り、総勢23名によるデモンストレーション走行が行われた。

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選手紹介が行われ、ホンダのドライバーが呼ばれるとホンダファンによる応援が一斉に始まる。トヨタファンの応援も負けず劣らず、ドライバーが紹介されるたびに旗を振る応援合戦が行われていた。ホンダファンの席では太鼓まで準備され、今日のレースにかける意気込みが観客席からも伝わってきた。

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今シーズン2度目のポールポジションとなったカストロネベス。フランキッティは今シーズン初のフロントローからのスタートに。この後、写真右側にいるジュンケイラがターン2出口でスピン。それを避けようとしたダ・マッタがパピスと接触。パピスは無事だったものの、ジュンケイラとダ・マッタの受けたダメージは大きくリタイアに。

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13位スタートだった中野選手は安定した走りで、自己最高順位と並ぶ8位でフィニッシュ。25台中12台がリタイアする過酷なレースを見事完走で日本のファンの期待に応えた。高木選手は24位からスタートし、20位までポジションアップするが、スロットルが戻らなくなるトラブルが発生。地元日本でのレースは無念のリタイアとなった。

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レースも残り8周となった193周目、ターン4でミナシアンが単独スピン。オーバルにしては珍しく180周続いたグリーンの状態だったが、この日2回目のイエローコーションとなる。この時トップだったブレックの初優勝がほぼ確実になった瞬間だった。

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カストロネベスとカナーンが、ブレックを表彰台の中央に載せないように邪魔をするそぶりを見せた。2位、3位のささやかな抵抗だった。その後二人はブレックを肩に乗せ、初優勝となったブレックを祝福していた。ホンダがまたも逃した地元での優勝。来年こそは必ず・・・

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参戦2年目、幾度となく優勝のチャンスがあったブレックが、念願の初優勝をここツインリンクもてぎで見事獲得。シリーズポイントでもトップに踊り出た。顔からはうれしさと安堵の表情が見られる。チーム・レイホールにとって、昨年の開幕戦で初優勝したパピス以来の優勝となった。

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ペースカーとなったアキュラ“RSX”の前でもてぎのキャンペンガールを撮影。クールのキャンペンガールはトレイシーと記念撮影していた。しかし、今年のもてぎはキャンペンガールが少なかったようなきがするのは気のせいかな?