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CARTチャンピオンシップ・シリーズ 第3戦 テキサス フォト&レポート

<US-RACING>
Photo&Report by Hiroyuki Saito

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今シーズン初となるオーバルでのレースは、CART初開催となるテキサス・モーター・スピードウエイ。ミシガンのバンクが18度と今までの最大角度だったが、このレーストラックは24度とシーリーズで最もハイバンクのオーバルコース。ターン1のところでオフィシャルが破片を拾っているが、バランスを崩すと転がりそうだ。

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午前中のプラクティスで23位だった高木選手は、午後になると0.2秒ほど縮め、19位を獲得。明日のシングルカークオリファイは高木選手にとって初めての予選方式となるが、予選上位を獲得できるか?

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初日の午後のプラクティスでは21位で午前中よりタイムを伸ばせなかった中野選手。2年目となるが、オーバルコースでのベストリザルトは昨年の開幕戦ホームステッドの8位。今回はこの順位を上回ることを期待しよう!

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初日総合トップとなったK.ブレック。ブレックはIRL時代に、計5戦このトラックでレースを経験し、最高順位は3位だった。今回2、3位にはホンダ勢が入っているが、トヨタの最高順位は4位のルーキー、S.ディクソン。

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テキサス・モーター・スピードウエイはDシェイプオーバルだが、ターン4からターン1にかけて緩やかなカーブを描くミシガンやフォンタナとは違い、その間に角度のあるコーナーが二ヶ所ある。観客席は16万5千席が設置されているが、NASCARのウインストン・カップではインフィールドも含め、21万人もの観客が集まった。

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午前のプラクティスでダ・マッタがターン3でクラッシュし、マシンはターン4までスライドしてインフィールド側に止まった。幸いケガはなく、午後の予選にバックアップカーでエントリーするが11位となる。

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ポイントランキングの下位から予選がスタートし、14番目にタイムアタックをした高木選手。初めてとなるシングルカークオリファイで予選23位となる。明日は初のオーバルのレースだが、どこまでポジションアップできるか楽しみだ。

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日本人予選最高順位となる5位を獲得した中野選手。ホンダドライバーの中でもトップとなる快挙だ。99年のヒューストンで服部尚貴選手が記録した7位が今までの日本人予選最高順位だった。

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今シーズン初のオーバルでポールポジションを獲得したのは、早くもシーズン2度目のポール獲得となるブレック。ロングビーチでも予選2位と、これまでの3戦で必ずフロントローからスタートしている。CART初開催となるここテキサス・モーター・スピードウエイでビクトリーレーンの壁に予選トップの記念となるブレックのサインがされた。

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ロングビーチのクラッシュで左手首を骨折したカーペンティエ。ケガの回復が早く今回出場となったが、見事予選2位を獲得。過去2回オーバルでポールポジションを獲得しているが、3回目まであと一歩だった。3位は新生シグマチームで健闘したセルビア。予選トップフォーはフォード勢となった。

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スピードを抑制するために急遽装着されることになったリア・ウィッカー。この1.5インチの垂直の板により、CARTはスピードを約2マイル抑えることを狙ったが、結局ウォームアップは行われず、どれだけの効果があったかは判断できなかった。

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本来ウォームアップが行われているはずの11時、再びドライバーズ・ミーティングが行われた。20分ほどで終わり、ドライバー達が部屋から出てくるが、この話し合いの結果レースが順延されるとは。複雑な表情をしたドライバーが目の前を通って行く。

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CART最高責任者ジョー・ハイツラーを中心に記者会見が行われ、正式にレースの順延が発表された。ドライバーの代表者として、アンドレッティとハータが出席する。

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順延のアナウスが場内に流されると、観客席からはブーイングが起こり、観客はやむなく帰路に着く。そして、ポールを獲得したブレックのマシンを最後にピットからもマシンの姿が消える。新たな開催日の発表はされなかった。